九州の社会人野球が面白い ホンダ熊本、西部ガスが8強 躍進の大会

西日本スポーツ

 第91回都市対抗野球は1日、東京ドームで準々決勝2試合があり、ホンダ熊本(大津町)は日本新薬(京都市)に1-2でサヨナラ負けし、2003年以来となる4強入りを逃した。1点を追う8回に稲垣翔太内野手(27)が同点打を放ったが、9回に新人の上ノ薗慎伍投手(23)が2死二塁から痛恨の一打を浴びた。11月30日の準々決勝で敗れた西部ガス(福岡市)とともに、九州勢は55年ぶりに2チームがベスト8に進出し、躍進の大会となった。

 4強にはあと一歩、届かなかった。最後は9回2死二塁、上ノ薗がサヨナラ打を浴びた。ホンダ熊本はそれでも、17年ぶりの8強入り。コロナ禍に加えて、熊本は豪雨災害にも見舞われた2020年、地元を盛り上げる結果だ。「県民に少しでもいい知らせを届けたいという気持ちは全員にあった」。35歳の4番浜岡は、ナインの思いを代弁した。

 初戦の日本通運戦で6得点、2回戦のJR東日本戦で4得点。強豪を打ち崩してきた打線に、あと一本が出なかった。8回、2死三塁から稲垣の今大会初安打となる右前打で同点に追い付いたが、直後に二盗に失敗。稲垣は「決めておけば逆転できた。決める勇気、思い切りのよさがなかった。データなども細かくやらないといけない」と唇をかんだ。

 ただ、収穫は大きかった。投手陣は5人のリレーで2失点。19年にオリックスに入団したエース荒西の抜けた穴が課題だったが、渡辺監督は「荒西におんぶに抱っこだった状況で、勝負できる投手がある程度できるようになった」とうなずく。

 西部ガスとともに九州代表の躍進が目立った今大会。渡辺監督は「お互い切磋琢磨(せっさたくま)してさらに強いチームになれたら」と力を込める。日本選手権で01年に三菱重工長崎、09年にJR九州が優勝して以降、ここ数年は苦戦が続いた九州の社会人野球が、再び面白くなってきた。(伊藤瀬里加)

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