FA行使か揺れたソフトバンク長谷川 14年育んだ「愛」が残留を後押し

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの長谷川勇也外野手(35)が2日、海外フリーエージェント(FA)権を行使せず、チームに残留することを明言した。ペイペイドームで取材に応じ「チームに来年もお世話になる。やっぱり福岡が好きだというのが大きかった」とすっきりとした表情で話した。

 長谷川は2013年に首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、16年に国内FA権、17年に海外FA権を取得した。同年オフに2度目の右足首手術を受けた後は出場機会が減少。今季は5年ぶりに開幕スタメン入りしたが、8月1日に新型コロナウイルス感染が判明した。出場29試合にとどまり、打率2割2分4厘、1本塁打、7打点。日本シリーズ第3戦では満塁の好機で代打に立ち、一、二塁間の当たりで一塁に頭から滑り込み、アウトになるとグラウンドをたたいて悔しがった。

 一野球人として気持ちは揺れ動いた。「他球団の評価を聞いてみたいという思いは正直あった。チャレンジしてみたいという気持ちもあったし、そういうところにやりがいを感じるんじゃないかなという気持ちもあった」と明かした。

 それでもチームに残る決断を下したのは、ホークスの一員として14年間育んだ“福岡愛”から。2日昼に本人から電話で決断を伝えられた三笠ゼネラルマネジャー(GM)も「ファームでもしっかり練習して後輩にいい影響を与えている。来年に向けて貴重な戦力なのでうれしい」と喜んだ。長谷川は今オフ、コロナ感染で減った筋肉量を戻すため、筑後のファーム施設でトレーニングを重ねる予定。「打撃職人」の残留は何よりの朗報となった。

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