ソフトバンク甲斐野が右肘手術へ 複数回PRP療法も状態上がらず決断

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの甲斐野央投手(24)が右肘の手術を受けることが3日、分かった。クリーニング手術で全治3カ月とみられる。ルーキーイヤーの昨季、チーム最多の65試合に登板した右腕は今春のキャンプ中に右肘を故障し、PRP療法を受けていた。7月24日の2軍戦で今季初の実戦登板に臨んだが、その後も状態が上がらないことを受けて決断した。

■今季ほぼリハビリ

 今季のほとんどを右肘のリハビリに費やしてきた甲斐野がメスを入れることを決断した。自身の血小板を注入して組織修復する「PRP注射」による治療を複数回受けたものの状態が上がる兆しが見られず、保存療法から方針を切り替えた。

 昨季はルーキーながらチーム最多の65試合に登板。11月に開かれたプレミア12では日本代表に選出されて勝利の方程式の一角として活躍し、世界一にも貢献した。2年目の今季はさらなる飛躍を期待されていた。

 異変が生じたのは今春のキャンプだった。右肘の痛みを訴え、検査の結果、右肘内側側副靱帯(じんたい)一部損傷の診断を受けた。その後は「けがをしてしまったことは仕方がない。とにかく投げられるようになるために一生懸命やるだけ」と懸命にリハビリに取り組んだ。

■公式戦登板1試合

 3月中旬にキャッチボール、6月にブルペン投球を再開すると、7月に入ってシート打撃に登板した。同月24日のウエスタン・オリックス戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲)で今季初の実戦登板にこぎ着け、1回を被安打2、2失点ながら最速は154キロをマーク。「右肘のけがから何事もなく、違和感もなく投げ切れた」と表情は明るかったが、この登板が今季唯一の公式戦マウンドとなった。

 登板を重ねて早期の1軍復帰を目指すプランを立てていたが、その後の右肘は思わしくない状態になった。担当医からは保存療法を続ける選択肢も示されたが、症状が改善しないことを受けて手術を選んだ。

 手術は近日中に行われる。全治まで3カ月程度とみられ、来年4月ごろの実戦復帰を視野に入れる。今季は2019年入団の同期、泉や杉山が1軍の中継ぎとして存在感を示し始めた。昨季大ブレークを果たした豪腕が、3年目の来季に完全復活を目指す。

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ