ソフトバンク和田と門下生がバチバチ「枠を取りにいきます」「まだまだはね返す」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 福岡ソフトバンクの笠谷俊介投手(23)が、自主トレをともにする和田毅投手(39)の先発枠奪取に向け宣戦布告した。ファンフェスティバルのトークショーにそろって登壇。来季の開幕ローテーション争いへ、早くも火花を散らした。

 「和田塾」門下生の笠谷は、照れながら隣に座る師匠について語った。「めちゃくちゃタフだし、ボールも強くて、やっていることは間違っていないと思える。だからついていく」。ショートスターターや第2先発など“ユーティリティー”な働きで重宝され今季4勝を挙げられたのも、師と過ごした日々が礎になっているのは確かだ。

 16歳差の2人のトークは和やかな雰囲気で展開されたが、様相が変わったのは球速の話題になったとき。今季8勝1敗と七つの貯金をつくった和田は、プロ18年目にして自己最速の146キロをマーク。その背景には嘉弥真との球速の競い合いがあったという。変則左腕が147キロを計測したときに「満面の笑みで『和田さん、出ました』って言ってきた」というエピソードを披露すると会場は笑いに包まれた。

 ここで笠谷が「僕は152キロです」とポツリ。「150キロを超えられたらね…」と隣で苦笑いする師匠に、一気にたたみかけた。

 「来年はしっかりと和田さんの枠を取りにいきたいと思います」

 会場がどよめくと、間髪入れずに和田も応戦。

 「彼に引導を渡されるならいいですよ。でも、まだまだはね返せるように」。来年2月に40歳になるベテランは笑みを浮かべた。

 年明けは共に長崎での自主トレを計画する。師弟から、切磋琢磨(せっさたくま)する関係へと移りつつある。そこに喜びを感じる和田は、最後に大人の対応で締めた。「俊(笠谷)と一緒に、先発ローテーションを投げられるように頑張ります」。絆は固い。 (鎌田真一郎)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ