競泳・渡辺一平が日本選手権2連覇 19歳の新星を逆転、東京五輪で「ワンツーフィニッシュを」

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ◆競泳日本選手権 男子200メートル平泳ぎ決勝(6日、東京アクアティクスセンター)

 渡辺一平(トヨタ自動車)の視界にライバルたちは入らなかった。「周りは見ていなくて、今できることを精いっぱいやった」。50メートルごとのラップをそろえるレース運びに集中し、150メートル付近で先行する佐藤を捉えた。19歳の新星との対決を0秒61差で制しての2連覇。「世界一を目指しているので、どんな状況でも負けないという強い気持ちで臨んだ」。日本の第一人者としてのプライドをのぞかせた。

 現在は来年4月の東京五輪代表選考会、夏の本番に向けた鍛錬期間。今大会も強化の一環という位置づけで、3日の100メートル平泳ぎに出場した後も泳ぎ込みを続けた。速いペースで泳ぎ続けられる筋持久力の高さが渡辺の強みだが、今秋からはウエートトレーニングにも精力的に取り組んでいる。疲労が蓄積した状態での好記録に「昨年の12月より強くなっている」と手応えを感じている。

 今年に入って台頭してきた佐藤の存在も刺激だ。コロナ禍で海外遠征が難しい中、奥野景介コーチは「国内でいいレースができる、気の抜けないライバルの存在は重要」と語る。東京五輪の会場で幸先よく結果を残し、渡辺は「初めて泳ぐプールで勝てたことは大きい」とうなずく。五輪でのメダル獲得が期待される男子200メートル平泳ぎ。「(佐藤と)ワンツーフィニッシュを目標に頑張りたい。もちろん、僕が優勝したい」。日本のお家芸を背負うスイマーは、力強く宣言した。 (伊藤瀬里加)

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