日本シリーズMVP・ソフトバンク栗原「今季は課題しかない」 9月に打率1割台、中村晃の長崎自主トレに参加へ

西日本スポーツ 山田 孝人

 福岡ソフトバンクの栗原陵矢捕手(24)が11日、激しいレギュラー争いを再び制することを誓った。大ブレークした今季は118試合に出場し、いずれもチーム2位の17本塁打、73打点をマーク。日本シリーズの最高殊勲選手(MVP)にも輝くなど主力級の活躍を見せたが、2割4分3厘にとどまった打率に課題を残したのも事実。初心に帰ってのレギュラー確保を誓うとともに、来季の目標に打率3割を掲げた。

■夏場に打撃不振

 打率5割と打ちまくった日本シリーズでMVPに輝いた栗原のオフは多忙を極めている。テレビ出演依頼なども殺到し、11日も取材対応でペイペイドームを訪れたが、飛躍のシーズンを終えた24歳は「まだまだ1年間戦える技術も体力もない」と慢心は一切なかった。

 今季はいずれも柳田に次ぐ17本塁打、73打点をマーク。その一方で夏場には深刻な打撃不振に陥った。それだけに「手応えはないですよ。今季は課題しかない。悪くなった時に立ち直るのが遅いし。もっともっとやらないと」と、自身に多くを課している。

 12球団随一の選手層の厚さを誇るソフトバンクの生存競争は激しい。主力級の活躍を見せた栗原であっても来季の保証はない。「まだまだ試合にがっつり出られる選手ではないので。レギュラーを改めて奪いにいかないといけない」と真剣な表情で言い切った。

 昨オフに続き、今オフも中村晃の長崎自主トレに参加する予定だ。来季の目標については「打率3割は残したいし、こだわっていきたい」と強調。今季は打率2割4分3厘。一流の証しとなる大台に到達するために、調子の波を少しでも小さくしたいという。

 具体的な取り組みも口にした。「ガムシャラにバットを振るというよりも、しっかりとした形を。崩れない形をまず決めないと。走り込みなど体力をつけることも。やることはたくさんある」。技術、体力をともに充実させるため、全てに貪欲に取り組む。

 現在もスケジュールの合間を見つけてはトレーニングに励む。「間もなく打撃もしっかり振り出す感じ」と本格的な打撃練習の再開も近い。ホークス外野陣は主砲の柳田、グラシアルバレンティン、奪還を狙う上林らがひしめくが、必ず争いを制する覚悟だ。 (山田孝人)

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