ソフトバンク笠谷「めっちゃ勝つやん」4倍の2200万円でも届かなかった後輩とは

西日本スポーツ 長浜 幸治

 森下には負けられん!! 福岡ソフトバンクの笠谷俊介投手(23)が15日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸550万円の4倍となる2200万円でサインした。大分商高の1学年後輩で今季ルーキーで10勝を挙げた広島・森下暢仁投手(23)は8日に4300万円で契約を更改。金額はほぼ倍でも、アップ率で笠谷が上回って先輩の意地を見せた。後輩へのライバル心を隠さない左腕は、来季の目標に2桁勝利を挙げた。 (金額は推定)

■1650万円増の2200万円

 今季は自己最多の20試合に登板し、プロ初勝利を含む4勝を挙げた笠谷がほくほく顔だ。「『シーズン通して貢献してくれた』と評価してもらった」。契約更改交渉後の取材では今季年俸が550万円で、4倍となる2200万円でサインしたことを明かした。

 300%のアップ率は、ここまでの今オフのチームトップ。飛躍を証明した左腕は他球団の新人へのライバル心を口にした。大分商高で1学年後輩で10勝を挙げた広島森下だ。「負けたくない相手」という右腕は、笠谷の約2倍の年俸4300万円で更改済みだ。

 年俸の金額では負けたものの、「いい関係で友達みたいな感じ」と言う森下のアップ率(169%)は上回った。シーズン中も「めっちゃ勝つやん」「どうやったらあんな球を投げられるん」と頻繁にメッセージを送った間柄だが、何とか先輩の意地を見せられた。

 成績、年俸では先を走る後輩を超えるためにも、大目標を立てた。「来季は先発ローテに入って2桁勝利したい」。今季11度の先発は大半がショートスターターで、5回以上を投げたのは4試合。防御率2・84は安定感の証しだが、課題が残ったのも確かだ。

 「7、8回まで投げて先発の仕事ができたと言える。5回以上は絶対に投げないと」。チームの今季の先発防御率は12球団トップの3・11だが、生き残りの秘策はある。「今のチェンジアップはフォークに近い指標が出ている。より遅いチェンジアップを使えるようになれれば」と明かす。

 球種増を目指す来季7年目の左腕は、年明けに師と慕う和田との5度目の自主トレを行う。「ここまでこられたのは和田さんのおかげ。今回は野球だけじゃなくて、私生活や日々のルーティンも聞きたい」。森下に先輩の威厳を示すためにも、日米通算143勝左腕から全てを吸収する。 (長浜幸治)

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