J1昇格逃した長崎 過密日程、故障者…主将が涙ながらに語った敗因

西日本スポーツ 前田 泰子

 ◆明治安田生命J2第41節 長崎1-1甲府(16日、トランスコスモススタジアム長崎)

 長崎のJ1昇格の夢を絶ちきる笛が鳴った。1-1の引き分け。福岡が勝ち、1試合を残して2位以上の可能性が消えた。「J1に届くだけの勝ち点を取らせてあげられず反省している」。手倉森監督の声も沈んだ。

 前半24分、カイオセザールのゴールで先制。だが、この先制点がかえって長崎の選手の気持ちを硬くしてしまった。勝ちを意識するあまり「守りに入ってしまって2点目を取りにいく姿勢が足りなかった」と主将の秋野が振り返る。引いて守ってしまった結果、CKを与え、後半22分に同点ゴールにつなげられた。「勝たなければいけないのは試合前から分かっていた。メンタル面の弱さかなと思う」。涙を流した秋野が敗因を語った。

 試合終了後、ピッチに座り込んだ選手にスタンドのサポーターは拍手を送った。最終盤までJ1昇格の夢を見せてくれた選手たちへの感謝と激励の拍手だった。

 コロナ禍でリーグ戦は中断。再開後、夏場には首位に立つ快進撃を見せたが9月に白星なしの5分け3敗と失速。過密日程で故障者が続出し、後半戦は思うような戦いができなかった。「選手は苦難、試練に耐えてきたが、最後は耐えきれなかった」と手倉森監督は今季を振り返った。

 「この悔しさを糧にして前に進んでいかなければ」と手倉森監督は誓う。強いチームづくりを目指すクラブの歩みが止まることはない。 (前田泰子)

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