特別賞のソフトバンク周東 私生活も転機の年「すごく重圧あった」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 13試合連続盗塁のプロ野球記録を樹立した福岡ソフトバンクの周東佑京内野手(24)が17日、今季のプロ野球のタイトル獲得者らを表彰する「NPB AWARDS(アワーズ) 2020」でコミッショナー特別賞を受賞した。球団では2017年にプロ野球記録の54セーブを挙げたサファテ以来の受賞。球史に名を刻んだ快足が、特別な晴れ舞台で感謝の思いをつづった。

■「光栄に思います」

 レッドカーペットの上に、黒のスーツを着こなした周東が現れた。無観客で行われた「NPB AWARDS」は例年そのシーズンに活躍した選手が一堂に会するが、コロナ禍でタイトルホルダーもビデオ出演する異例の形に。そんな中、いだてんは会場で斉藤コミッショナーから直々に走っている写真入りの盾を手渡された。

 「こういう賞を頂き、光栄に思います。今年は多くの方々に支えられて乗り越えられたシーズンだと思っています」

 球史に名を刻んだことの証しとなる栄誉だ。開幕投手13連勝のプロ野球新記録を打ち立てた巨人・菅野、史上初の二塁手守備率10割を達成した広島・菊池涼がセ・リーグ特別賞で表彰された後、メジャー記録も上回った13試合連続盗塁の周東が満を持して登壇。球団にとって、レギュラーシーズン&日本シリーズのMVPや正力松太郎賞も獲得した2017年のサファテ以来となるコミッショナー特別賞となった。

 予定よりおよそ3カ月遅れの6月19日に開幕したシーズン。「自分の中でも、どこに(照準を)合わせればいいのか(迷って)難しかった」。序盤戦の8月まで12盗塁にとどまったが、13試合連続盗塁を成功させた10月には球団記録の23個を量産。1番に定着して球界4年ぶりの50盗塁で初タイトルを手にし、3年ぶりのリーグ制覇、4年連続日本一に大きく貢献した。

 昨年11月に世界一に輝いた国際大会「プレミア12」で侍ジャパン入りして俊足を見せつけた。注目度を高めて迎えた今季は私生活でも特別なシーズンとなった。開幕翌日の6月20日に婚姻届を出した。「結婚した年にすごくプレッシャーがあったので、こういう成績が残せてよかった」。妻をはじめ、支えてくれた多くの人に感謝した周東。この栄誉をさらなる飛躍につなげる。 (鎌田真一郎)

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