高田繁、西村徳文、稲葉篤紀に続く栄誉照準 ソフトバンク中村晃「本来は外野手」

西日本スポーツ 山田 孝人

 来季は本職で! 「三井ゴールデングラブ賞」の表彰式が18日に東京都内のホテルで行われ、福岡ソフトバンクの中村晃(31)が一塁手部門で受賞した。目標にしていた名誉をプロ13年目で初めて手にし笑顔を見せる一方、本来のポジションでもある外野手部門での受賞にも意欲を表明。高田繁(巨人)、西村徳文(ロッテ)、稲葉篤紀(日本ハム)に続く史上4人目となる内外野での同賞獲得に向けて意気込んだ。このほかソフトバンク勢では、投手部門で千賀滉大(27)、捕手部門で甲斐拓也(28)、外野手部門で柳田悠岐(32)と両リーグ最多となる計4人が選出された。

 黄金色に輝くグラブを手に中村晃は満面の笑みを浮かべた。13年目でゴールデングラブ賞を初受賞。本職の外野手部門ではなく、一塁手部門での名誉。得票同数で日本ハム中田との異例の同時受賞に「一度は絶対に取りたい賞だった。人に選んでもらうものだし、評価してもらってのものなので、本当にうれしいです。すごく今後へ自信にもなります」とうなずいた。

 今季は一塁手での先発が最多の57試合。失策も4と堅実な守りを披露した。一方で今季もユーティリティー性の高さを見せて左翼では23試合、右翼でも2試合に先発した。試合途中で守備位置が変わることも多く、チームの3年ぶりリーグVと4年連続の日本一への貢献度は極めて高い。「まだまだ練習はしないといけない。打球もそうだが送球をしっかり捕るという意識はすごくある。その中で1年トータルで貢献はできたかな」と胸を張った。

 東京・帝京高時代は強打の一塁手として名をはせただけに「縁があるポジションなのかなと思う」と少し照れくさそうに笑ったが、自らは「外野手」という自負がある。「本来は外野手なので。来年は外野を守れる状態にしたい」。今季は両膝の痛みに悩まされたことも一塁起用が増えた要因の一つ。それだけに真の姿で1年間、外野を駆け抜けたい思いがあるようだ。

 それは未来を見据えたものでもある。一塁手は外国人の補強などで埋まることも多いポジションだけに「これから選手として長くやるためには、やっぱり外野を守れないときついと思う。練習はたくさんしているし、その成果も感じていた。外野でしっかりと、もう一度この賞を取れるくらいのものを見せていきたい」と強い意欲を示している。

 もちろんチーム事情により起用法は変わるが、まずは激しいソフトバンクの外野手争いを勝ち抜くために、来年1月の長崎自主トレでじっくりと備えをしていくつもりだ。内外野での受賞となれば高田、西村、稲葉に続き史上4人目だ。「いい準備をしたい」と自信を糧に快挙に挑む。 (山田孝人)

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