「勝って終わりたい」J1最終節にぶつかり合った大分と鳥栖の意地
◆明治安田生命J1第34節 鳥栖2-2大分(19日・駅前不動産スタジアム)
意地がぶつかり合った熱いダービーだった。序盤は鳥栖が優位に試合を運び、大分が少ない決定機を生かした。昨季の9位から順位を下げた大分の片野坂監督は「最後は勝って喜び合って終わりたかった」と振り返った。
コロナ禍でチームにクラスター(感染者集団)が発生するなど波乱の1年だった鳥栖。2度追い付き、引き分けに持ち込んだ展開に金監督も「(最終戦は)勝ちきりたかった」と悔しげだった。松岡は「攻撃の質を上げないといけない」と来季の巻き返しを誓った。
来季は福岡のJ1昇格が決まり、3チームによる「九州ダービー」が繰り広げられる。片野坂監督は「福岡にはおめでとうを言いたい。来シーズンは九州のクラブで切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と決意を示した。