退任表明のJ1鳥栖竹原社長「やれる人いなかった」大幅赤字も自負にじませる

西日本スポーツ 松田 達也

 サガン鳥栖と大分トリニータの「九州ダービー」は点の取り合いとなり、2-2の引き分けだった。同点の後半33分に大分が町田也真人(31)のゴールで一時勝ち越したが、4分後に鳥栖の林大地(23)が同点弾を決めた。コロナ禍で中断もあったJ1のリーグ戦は全日程を終え、大分は11位、鳥栖は13位。試合後、鳥栖の竹原稔社長(59)が取材に応じ、退任を表明した。

 シーズンの区切りとともに表明した。竹原社長は今季最終戦の終了後、報道陣に対し「私が退任することを皆さんに報告したい」と明かした。後任は佐賀県サッカー協会の福岡淳二郎会長と説明。今後の株主総会などで正式に決まるという。「私のミッションは終わった」と言い切った。

 新型コロナウイルスの影響などで2020年度も約10億円の赤字を計上する見通しだった。苦しい経営状況について竹原社長は「来年、運営していける状態はつくった。コロナ禍でやれる人はいなかったという自負はある」などと語った。

 退任理由に関しては「次のフェーズ(段階、時期)に移る、ということじゃないでしょうか。(株主などの)ステークホルダーの中から、社長が変わった方がいいというアドバイスがあった。私はサガン鳥栖が一番よくなるために社長をしている。それがいいというのであれば退任する」と説明した。

 竹原社長は2011年に就任。クラブは同年にJ1昇格を果たし、今季まで一度も降格せず、J1に定着した。今季は人件費を大幅に抑制し、若手育成にかじを切った。今後はチームに残る予定がないことも強調。「決して大きな町ではない鳥栖でJ1にいる難しさは、これからの経営陣が感じると思う。10年間、一生懸命やってきた。悔いはない」と力を込めた。 (松田達也)

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