大ブレークのソフトバンク栗原に挑戦状続々「あいつがやれるなら」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 合言葉は「打倒栗原」-。福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(25)と釜元豪外野手(27)が19日、来季のレギュラー取りを改めて誓った。ペイペイドームで汗を流した2人がターゲットに定めたのは、捕手登録ながら今季は強力外野陣の一角としても大ブレークを果たした栗原。日本シリーズでは打率5割の大活躍でMVPに輝いた後輩への「挑戦状」が、激しい外野戦争のゴングとなる。

 ペイペイドームでのトレーニング後。釜元が3歳年下の後輩に「挑戦状」をたたきつけた。同じく練習に訪れた栗原とすれ違った際には笑顔で言葉を交わしたが、ともに中村晃の下で行う来年1月の長崎自主トレについて語る言葉には闘志がみなぎっていた。

 「1月の自主トレは一緒になるので、栗原にプレッシャーをかけられるよう仕上げていきたい。バチバチ? そうですね」。今季32試合の出場で打率1割台にとどまった釜元に対し、栗原は大ブレークを果たしたが、来季は真っ向からレギュラーを奪いにいく。

 100万円減の年俸1200万円で契約を更改した9日に「契約していただけるだけでありがたい」と話した釜元にとって、10年目の来季は勝負の年。「(栗原と)能力的に差があるとは思わない。あいつがやれるなら自分にも可能性があると思う」と力を込めた。

 巻き返しへの思いは上林も負けない。2018年は全143試合に出場し打率2割7分、22本塁打、62打点と大ブレークしたが、ここ2年は打率1割台の大不振に苦しんだ。「いっぱい迷惑をかけた。来季はキャリアハイを目指す」ときっぱり言い切った。

 今季の栗原は捕手登録ながら、かつて上林の定位置だった右翼で77試合に先発出場。1歳年上の上林は「今年は(野球を)やめたいくらい苦しいシーズンだった。でもそれくらいの気持ちでやらないと難しい世界。(栗原に)負けないという思いはある」と話す。

 「ネクスト栗原」を狙う成長株もいる。今季ウエスタン・リーグで首位打者と最高出塁率の三森、本塁打王と打点王のリチャード、ルーキーで盗塁王になった佐藤らだ。競争の激しさこそが、常勝ホークスの強さの源。来季のレギュラー争いも注目される。 (長浜幸治)

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