人生で誇れるものできた 「劇場の女神」HKT上野遥が1000回公演達成

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48の2期生・上野遥(21)が21日、福岡市中央区地行浜の「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で開催された「博多なないろ」公演に「チームオレンジ」の一員として出演、劇場公演の出演通算1000回を達成した。仲間とファンから盛大に祝福されながら、AKB48グループでは3人目、姉妹グループでは初となる金字塔を打ち立てた。

 序盤から、いつも通りキレのある大きなダンスでステージを彩った「劇場の女神」。自ら振りをつけた「天文部の事情」など、自身が中心になって決めたセットリストでファンを楽しませた。自己紹介のMCで地頭江音々らが「おめでとうございます!」と祝福の言葉を発すると、客席のファンもメッセージボードを一斉に掲げ、本日の主役を驚かせた。

 途中、山内祐奈から「はるたんさん(上野)が一番緊張している」と暴露されると、「999回も出ているのに、こんなに緊張するなんて」と素直に告白、「これが3桁と4桁の違いなのかな」と苦笑した。

 チームとしてのパフォーマンスを終えた後は、一緒に出演したチームパープルも交えて「誰が一番上野遥に詳しいか」クイズに挑戦。なぜか本人も参加する中、「一番多く一緒に出演した同期メンバーは誰か(答えは秋吉優花)」などに答えた。一方で、「一番多く出演した公演の演目は」という問いには「パジャマドライブ」と誤答(答えは「PARTYが始まるよ」)。本人も把握できないほどに積み重ねた数字の大きさを感じさせた。

 アンコールでは、キラキラにデコレーションされたTシャツと、ピンクのスカートで華やかに登場。メンバーも「プリンセスみたい」と称賛する、衣装スタッフ手製の衣装で歌い踊った。曲目は、自身で選んだという「シアターの女神」「初日」、そして大きな転機となったセンター曲「Chain of love」。客席最前列の「はるたんは私たちの誇り」と書かれた横断幕を見て目を潤ませた。

 MCでは、上野の姿とサインが描かれた世界に唯一のレリーフが初公開された。想像以上の完成度に「すごい!」と驚きながらいとおしそうになでた。特別に設けられた式典では、祖父母からの手紙を本村碧唯が代読。「よく頑張りました」とねぎらいの言葉に涙を見せた。

 自身のための公演にもかかわらず、スピーチではまず「はるたん先生」の顔が出た。「ありがたいことに専用劇場に立たせてもらっているし、レッスン場もある。一生懸命、がむしゃらに頑張って、先輩とかも近くにいるので、良い影響をもらって、それぞれの目標に向かって頑張ってほしい」とまず後輩にメッセージ。

 「物事をここまで極められたというか。人生において誇れるものが一つできたんじゃないかな。1000回出たんだぞっていう自信を持って生きていけそうな気がする」と笑顔を見せ、「これからもやっぱり、私たちの原点はここかなと思う。アイドルとして歌って踊るという基本を忘れたくないし、原点を大切にする人、グループでありたい。1000回見守ってくださってありがとうございました」。そう結び、いつも通りに深々と頭を下げた劇場の女神。何よりも愛する劇場のステージで満開の笑顔を浮かべ、大きく手を振った。 (古川泰裕)

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