現状維持のソフトバンク今宮「終わってしまう」けが防止は食材の筋肉へのアプローチから

西日本スポーツ 倉成 孝史

■現状維持2億9000万円+出来高

 福岡ソフトバンクの今宮健太内野手(29)が、契約交渉に臨み現状維持の2億9000万円プラス出来高で更改した。4年契約の2年目だった今季は、右肩痛や左ふくらはぎのけがの影響で8月途中から長期離脱。遊撃のレギュラーに定着した2012年以降で最低となる43試合の出場にとどまった。今月20日にはリハビリ組を卒業するなど故障箇所の回復は順調。若手の台頭に危機感も募らせている内野の要は、来季の完全復活に向けて来春キャンプ初日からの全力アピールを誓った。 (金額は推定)

 約4カ月のリハビリ生活からもようやく卒業し、その表情は当然明るい。球団からの現状維持の提示にも「試合数も少ないので」と納得のサイン。不完全燃焼に終わった今季の巻き返しに向けて「ダッシュも投げることもマックスに近いところまで仕上がっている。1月からフルでできるようにやってきた」と、完全復活を目指す来季が待ちきれない思いを示した。

■周東や川瀬ら台頭

 表情こそ明るいが、口をつくその言葉には悲壮感と覚悟がにじむ。「内野の要」ながら、18年はシーズン終盤の守備中に左太もも裏を痛めた影響で99試合の出場。翌19年も106試合の出場にとどまった。そして今季レギュラー定着後ではワーストとなる43試合。その間には、周東や川瀬ら遊撃を守れるイキのいい若手が台頭してきた。体が万全なら不動のレギュラーであることは間違いないが、近年は故障続きなだけに、油断どころか、もう一度ポジションを奪いにいく立場だと強く自覚している。

 「いろんな若い選手が出てきている。自分もこのままでは、正直終わってしまうと思っている。まずは来年けがなくプレーすることが第一。けがをするとまともに野球ができない。結果どうこうも言えなくなる。2月1日からアピール合戦が始まる。その上で開幕にショートで出られるように」

 3年間の反省も踏まえ、完全復活を目指す上でまずはけが防止に全力を注いでいく。「食事にしても変えていかないといけない。肉離れなどの離脱がずっと。なぜそうなるのかなと、知っておかないと。食材が筋肉にどういうアプローチをしているのかとか勉強して、取り組んでいる」。知人の栄養士からの助言ももらいながら、けがをしにくい体づくりのための多角的な知識を増やしている。

 年明けは例年通り北九州などで自主トレを行う。ともに汗を流すのは高田、周東、川瀬ら二遊間を守るメンバー。「ライバル同士が切磋琢磨(せっさたくま)して、いいところを盗みあって成長につながればいい。気持ちの入る自主トレ、楽しみです」。チームがリーグ初の4年連続日本一を果たした今季こそ影が薄かったが、まだまだ若手に負けるつもりは毛頭ない。 (倉成孝史)

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