日本男子のホープに後継者現る ウインターカップ3連覇狙う福岡第一のハーパー

西日本スポーツ 前田 泰子

■あす初戦

 バスケットボールの第73回全国高校選手権(ウインターカップ)は23~29日の7日間、東京体育館などで熱戦が繰り広げられる。男子で3連覇を目指す福岡第一は、24日の初戦で四日市工(三重)と対戦。主将でゲームキャプテンのハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア(3年)が、副主将でチームキャプテンの松本宗志(同)とともに2013~15年の明成(宮城)以来の快挙が懸かるチームをけん引する。

 福岡第一が同校初の大会3連覇に挑む。前回大会はポイントガード(PG)河村勇輝(東海大1年)を軸に2連覇。昨季のB1三遠に続き、今季も特別指定選手としてB1横浜でプレーする河村の後継者となるハーパーが新たなチームの軸だ。

 父が米国人で、井手口孝監督も「並外れた身体能力はBリーグでも通用するんじゃないか」と評する。身長180センチながらダンクシュートができるほどで、1年時から試合に出場し、昨年の全国総体やウインターカップ優勝を経験した。

■180センチでダンク

 競技を始めたコザ中ではセンターで活躍し、高校でPGに転向。「河村さんにガードとしていろんなことを教わった。うまいけど努力もする河村さんのように、自分も努力をしなくてはいけないと思った」。精神面でも大きく変化を遂げた。

 PGのお手本となる河村とともに汗を流したことは、ハーパーの何よりの糧となった。井手口監督は「練習で常に河村とマッチアップして、だいぶ鍛えられた。この1年で視野が広くなり、声掛けもできるようになった」と成長を認める。

 2連覇を目指していた夏の全国総体はコロナ禍で中止。休校中に沖縄の自宅で知ったハーパーは「みんな落ち込んだ。自分たちに残されたのはウインターカップ3連覇しかなくなった」と振り返る。冬の大舞台にかける思いは例年より強い。

 前回決勝はライバル福岡大大濠との「福岡決戦」を制した。井手口監督は「ジュニア(ハーパー)とアリ(キエキエトピー)が鍵。2人がどれだけコートでプレーできるかにかかっている」と昨年の2連覇を経験した2人の活躍に期待する。

 ハーパーには大会前に「優勝します」と約束した恩師がいる。コザ中で指導を受け、現在は体調を崩して入院している松島良和コーチだ。「優勝して恩返ししたいんです」。基礎から教えてくれた恩師に必ず3連覇を届ける。(前田泰子)

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