高校ラグビー覇権奪回を狙う東福岡 花園で対戦したい相手は、やっぱり…

西日本スポーツ 前田 泰子

 第100回全国高校ラグビー大会は27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。優勝候補に挙げられる東福岡はシードとなり、4大会ぶりの頂点を狙う。昨年度は桐蔭学園(神奈川)に敗れて4強。全国の強豪校との激しい肉弾戦に負けない激しさを追求してきた。記念大会ながらコロナ禍で人数制限があり、3年生全員が「聖地花園」に足を踏み入れることはできない。昨年の花園を経験した永住健琉主将(3年)を中心に無念の仲間のためにも体を張る。

 コロナ禍の「特別な花園」で頂点を目指すヒガシの戦いは九州対決からスタートする。初戦は長崎南山(九州ブロック)と対戦。2回戦もお互いに勝ち進めば筑紫との福岡対決となる。「(長崎)南山とは今年は主力でやるのは初めて。筑紫とは花園で対戦したいと話していた」。藤田雄一郎監督は互いに手の内を知る組み合わせに表情を引き締める。

 コロナ余波で春から苦しんだのは、東福岡も他校と同じだ。春の選抜大会も中止となり、練習も春先から2カ月間休止。それぞれが個人練習を行うしかなかった。それでも夏は例年通り長野・菅平合宿を行い、2年連続花園で敗れた因縁の桐蔭学園を1PG差で破った。

 永住主将は「試合に勝てたのは自信になった。強豪校の力を知ることができたのも大きい」と収穫を口にする一方、藤田監督は「相手も始動段階だったし、勝った負けたで一喜一憂してはいけないと思った」と夏の結果を額面通りに受け止めてはいない。

 前回大会は準決勝で7-34と完敗した宿敵だけに、花園で対戦したい相手を聞かれると「やっぱり桐蔭学園としたい」と藤田監督。「コンタクトの差だった。コンタクトで負けたら全国では勝ち抜けない」と大敗の要因を挙げた。

 圧勝で花園切符をつかんだ11月の福岡大会後は特にコンタクト強化に力を入れてきた。練習にレスリングや相撲の動きを取り入れ、1対1でも当たり負けない強さを身に付けている。

 今大会は無観客で行われる。今年度の規定で会場の花園入りできる選手も1チーム登録メンバーの30人に制限され、スタッフを合わせても40人しか入れない。44人の3年生のうち登録メンバーは20人。3年生の半分以上は「聖地」へ入ることさえかなわない。「開催されることはありがたいです。高校時代の集大成。3年生が活躍して後輩たちに何かを残せれば」。永住主将は会場で応援できない3年生の仲間や後輩、家族へ最高の結果を届ける決意だ。(前田泰子)

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