ソフトバンク千賀、来季年俸は入団時の148倍超 育成出身最高「自覚を持って」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

■1億円増

 育成ドラフト出身最高額! 福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(27)が26日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み1億円アップの年俸4億円プラス出来高払いで単年契約した。育成ドラフト出身者では史上最高額となり、順調なら来季国内フリーエージェント(FA)権を取得予定。かねて米大リーグ挑戦を熱望する右腕は、1時間を超える交渉でポスティング制度を利用した海外移籍の容認を改めて訴えた。 (金額は推定)

■来季国内FA権を取得へ

 1時間を超える交渉を終えた千賀は、会見場に現れても表情を崩すことはなかった。最優秀防御率、最多勝、最多奪三振の「投手3冠」に輝き、年俸は今季球団最高額となる1億円アップの4億円プラス出来高払いで更改。2014~17年の巨人山口鉄也の3億2000万円を上回り、育成ドラフト出身選手では史上最高額に躍り出た。

 入団時の年俸は270万円。実に148倍を超える評価に「また来年もやらなくちゃいけないと。自覚を持ってやりたい」。4年続けて日本シリーズ第1戦のマウンドに立ち、チームをパ・リーグ史上初の4年連続日本一に導いた剛腕は静かに語った。

 順調なら来季中に国内FA権を取得できる予定。三笠ゼネラルマネジャー(GM)は複数年契約について「用意はしていた」と説明したが、本人は「具体的には聞いていない」と結んだのは単年契約。交渉に時間を要したのは「アメリカのことが一番」。17年オフから訴えているポスティング制度を利用したメジャー挑戦の容認を改めて求めた。

■球団「複数年用意」も単年

 ソフトバンクは12球団で唯一、同制度の利用をしたことがないチーム。現時点で海を渡るには、22年に海外FA権を取得し行使する道が最短。三笠GMは「われわれの方針に大きな変更があったわけではない。一方で、どんな意思決定も一回決めたら変えないということでもない」と含みを持たせた。

 くしくもこの日、ポスティング制度を利用した同学年の日本ハム有原がレンジャーズとの契約に合意した。「同じマネジメント会社だし速攻、連絡しました。有原ではなく共通の人に。『テキサスかー』って。ここ数年は一緒にユニホームを着たり、同級生だったりの話が多いので身近に感じる」と千賀は反応した。

 頬が緩んだのは投票によって選出される賞について言及したときだ。「個人記録は運良く取れたけど、最優秀バッテリー賞や、ゴールデングラブ賞、ベストナインを取れたのは非常にうれしく思います」。見る者をうならせるパフォーマンスを見せてきた証し。自らの腕で誰もが認める結果を残し、夢の実現をたぐり寄せる。 (鎌田真一郎)

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