「背筋ピン」来年40歳ソフトバンク和田、身引き締まる先輩の「懸け橋」に

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 福岡ソフトバンクの和田毅投手(39)が、小久保裕紀新ヘッドコーチ(49)とチームメートとの“パイプ役”を買って出た。27日、福岡市内でトークイベント(ファイテン社主催)に参加。ホークス復帰報道後に小久保ヘッドに直接電話をしたことを明かした。来季プロ19年目を迎える左腕は、新ヘッドと現役時代をともにした経験を持つ。「ミスターホークス」とV5を目指すチームメートの懸け橋になり、鷹の伝統を浸透させる。

 年末恒例となっている和田のトークショーでは、ヘッドコーチとして9年ぶりにホークスに復帰する小久保氏に話題は及んだ。「新聞に(就任報道が)出た時に、すぐ連絡しました。『本当ですか?』って」。キャプテンとしてチームをけん引してきた先輩に、たまらず電話をかけたことを明かした。

 球団からの発表前だっただけに具体的な話までできなかったものの、4年連続日本一の余韻に浸る間もなく、身が引き締まった。「僕にとっては背筋がピンとなる。楽しみもありつつ、今年より緊張することもあるかも」。その練習熱心さで常勝軍団の礎を築いた先輩の復帰を歓迎している。

 通算413本塁打を放った小久保氏は2012年に現役を引退。その後、侍ジャパンの監督を務めた。今のホークスで一緒にプレーした選手は多くはない。03、07~11年にチームメートだった和田は「小久保さんから見て感じたものもあると思うので、よりチームのためになるのであれば、僕もそこに微力ながら、おこがましく貢献させていただきたいと思います」と、謙虚に“パイプ役”として名乗りを上げた。

 今年は新人時代にバッテリーを組んだ城島球団会長付特別アドバイザーも、球団に15年ぶりに復帰。ただコロナ禍にあって球場内も規制もあって話せる機会は多くなかった。一方でヘッドコーチとなる小久保氏とは現場で日々顔を突き合わせることになる。小久保ヘッドは主に野手を見ることになるが、投手陣に対しても当然意見を持つと和田は推測する。

 「投手陣の雰囲気が悪いときは、僕が怒られる。それはありがたいことだし、それを若い投手に言うこともできる」

 来年2月に40歳となる球団最年長左腕に次ぐ日本人投手は、来年32歳の岩崎と嘉弥真。世代交代が進む中、球団8年ぶりの防御率2点台(2・92)をマークした投手陣の引き締めも図る。来季日米通算150勝&2000イニング登板(現在は143勝、1899回2/3)を目指すが、チームとしての目標はV5。福岡移転後初優勝を経験しているレジェンドの意思を、成熟した常勝軍団に浸透させていく。 (鎌田真一郎)

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