【5位】観光、出前にお土産…企業とのタッグ多彩に〈HKT48十大ニュース2020〉

西日本新聞 古川 泰裕

 新運営会社「Mercury」での活動が本格化した6月以降、これまでに比べて格段に増えたのが、さまざまな事業の宣伝役「アンバサダー」就任やコラボレーション商品発売など、地元企業とのタッグだった。

 11月2日に開館した新劇場のネーミングライツ(命名権)を取得したのは西日本シティ銀行だった。AKB48グループの全国5専用劇場でも初の試みで、7月のお披露目には谷川浩道頭取が姿を見せた。11月2日には、「西日本シティ銀行 HKT48劇場」の歴史がスタート、メディア戦略にも力を入れる同銀行との関係強化で何が生み出されるのか注目だ。

 現在も進行中のJR九州との共同観光キャンペーン「みんなの九州プロジェクト」も話題を呼んだ。九州各県をメンバーが訪れて動画で魅力を紹介。田島芽瑠(20)や森保まどか(23)、栗山梨奈(20)らが一日駅長、地頭江音々(20)は観光列車「海幸山幸」の客室乗務員を務め、鉄道ファンの関心も呼んだ。

 メンバーが登場する「みんなの九州プロジェクト」の動画が流れ続けるJR博多駅付近では、商業施設「博多マルイ」のカフェなどともコラボ。メンバー発案のパフェやドリンクのほとんどが期間内に売り切れた。博多マルイでは現在も、サンリオキャラクター「ポチャッコ」とのコラボグッズが5階で販売されている。ちなみに、小田彩加(21)によるとポチャッコは「ケチャップ」と同じ発音だそうだ。

 明月堂の福岡みやげの定番「博多通りもん」ともコラボした。イラストを得意とする小田が活躍、パッケージをデザインした商品は数量限定だったが、瞬く間に売り切れとなった。

 新型コロナウイルス禍で需要の高まった宅配サービス。HKTは「出前館」の福岡地区アンバサダーを務め、メンバーが配達も体験、真夏の炎天下を自転車で疾走した。単に応援するだけでなく、実際に現場の業務を可能な限り体験しようとする姿勢には好感が持てた。「出前館」とは12月にも、オンライン演劇プロジェクト「#劇はじ」でタッグを組んだ。

 ユニークだったのが、“オール北九州”で映画の街づくりを目指す「北九州映画実行委員会」との連携。製作第1作「めぐり逢(あ)わせの法則」には4期生・豊永阿紀(21)が主演した。撮影日程が大幅に変更になるなど、新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)されたが、小田や坂口理子(26)も主要キャストとして活躍した。実行委は第2作以降もHKTメンバーの起用を明言している。

 メディア関連では、福岡の民放テレビ局でレギュラー番組が新たに二つスタートしたほか、「スカパー!」の福岡ソフトバンクホークスを応援する番組のMCに坂口が抜てきされた。地元経済界に対しても「福岡にHKTあり」をアピールできた1年だったのではないか。

 だが、企業との連携強化が進んだ背景には、現場で頑張るメンバーはもちろん、調整や動画撮影などに奔走したスタッフの尽力があってのことだろう。昼夜も晴雨も問わず駆け回る営業スタッフの一人が「この子たち(メンバー)の笑顔が見られるから頑張れる」とつぶやいていたことを、ここに記しておきたい。 (古川泰裕)

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