「お客さんあってのプロ野球」2020年もさえたギータ節 ソフトバンク名言集
3年ぶりにリーグVを奪回し、パ・リーグ史上初となる4年連続の日本一に輝いた今季の工藤ホークス。日本シリーズでは2年連続の4連勝を決めるなど圧倒的な強さを見せつけるだけでなく、チームの長年の課題だった若手の台頭は常勝軍団の未来を明るく照らしました。西スポが厳選した名言の数々で激動の2020年の思い出に浸りましょう。
▼リチャード=3月9日
「支配下にめちゃくちゃなりたい。なりたいですよ。でも、とにかく野球がうまくなりたい」(支配下登録へ向けて鼻息荒く)
▼王会長=3月10日
「とにかく野球を、やる方も見る方もみんなが熱狂できる形でスタートしたいものね」(新型コロナウイルスの影響で開幕延期が決定したことについて)
▼尾形=3月16日
「千賀さんのように相手チームに絶望を与えるような投手、森さんのように出てきたら相手に『もう負けた』と思わせる投手でありたい」(支配下登録されて強い意気込み)
▼東浜=4月17日
「普段、母親になかなか『ありがとう』とは言えないけど、こうなって、改めてすごい仕事をしているんだなと。この間電話した時も『ありがとう、気をつけて』と伝えました」(「フライデー・オベーション」が行われる日にオンライン取材に応じ、看護師の母について)
▼和田=5月21日
「これを機にプロとアマの垣根が雪解けとなって、高校生に話ができたり、指導ができたり、緩和されればいいなと思う。変わるきっかけになってほしい」(夏の甲子園の中止決定を受けて)
▼東浜=6月19日ロッテ戦
「自分が経験したことがないマウンドで、いつも以上に力が入ってしまった」(プロ8年目で初の開幕投手を務め自己最速154キロをマーク)
▼九鬼=7月5日の日本ハム戦
「よく通っていた球磨川があんなことになって、悲しい気持ちになる。熊本はいろんなことがあって大変。このタイミングでスタメンなので、少しでもいいところを見せたい」(熊本豪雨の翌日にプロ初スタメンで初安打が初本塁打)
▼柳田=7月10日楽天戦
「お客さんあってのプロ野球選手。一生忘れることはない」(有観客試合初戦でサヨナラ本塁打)
▼柳田=7月28日西武戦
「よくこんな打ててるなと思う」(通算1000安打を達成)
▼板東=8月6日楽天戦 「ふがいない1年目だった。今年こそ取り返そうと思ってやってきた。まずは1勝できてうれしい」(プロ2年目で初勝利)
▼柳田=8月11日オリックス戦
「おまえは悪くない。(打たれた)千賀が悪いんだ」(大量失点につながる失策を喫した川瀬をかばい)
▼周東=9月26日ロッテ戦
「悔しくて眠れなかったので、自分の映像を見返していた」(3安打4打点の活躍。前日に痛恨の失策を犯し、涙したことを振り返り)
▼長谷川=10月15日オリックス戦
「代打がコールされたときに、たくさんの拍手をありがとうございました。それをパワーに変えて、結果を出すことができました」(新型コロナ感染から復帰し、プロ14年目で初の満塁弾を代打でマーク)
▼周東=10月31日西武戦
「正直、少しだけホッとした気持ちはあります」(米大リーグ記録も上回った連続試合盗塁が「13」でストップし本音を吐露)
▼内川=11月1日の2軍最終戦
「レギュラーを取るまでに8年かかった。入団してすぐにパッと華麗に咲いた選手ならパッと華麗に散ればいいんでしょうが、そこに行き着くまでにすごく長い時間を過ごしたので、なるべく長くユニホームを着たいなという気持ちもある。『本当にこれ以上は無理だ。これ以上やることないわ』と思ってユニホームを脱ぎたい」(ホークスでの自身最後の試合を終え今後の野球人生について)
▼和田=11月7日
「自分もいつかはそういう日が訪れる。久保にしても(渡辺)直人にしても(藤川)球児にしても『やりきった』と。(自身も)堂々とファンの方に言える形で終われる選手になりたい」(藤川、渡辺直、久保と松坂世代の仲間が相次いで引退を表明して)
▼王会長=12月1日
「(野球界の発展に)貢献してくれました。今のパ・リーグの隆盛というか、すごく良くなったことを喜んでくれていると思う」(漫画家の水島新司さんの引退に)
▼小久保新ヘッドコーチ=12月3日
「強いのは当たり前。その強さの中に、球界の中でリーダー的な存在で野球界を引っ張るチームになってきた。自分たちが球界全体をしっかり引っ張るんだという自覚を、主力選手が個々に持てるような組織になればと思う」(ヘッドコーチ就任会見でチームに求める要素を問われ)
▼岩崎=12月23日
「正直(今季限りで)やめようかと。引き際かなと。引退ではなくても、クビになることも覚悟した。どん底まで落ちたシーズンだったので」(契約更改会見で、苦しんだ今季を振り返り)