桐蔭学園を沈める2発 東福岡の点取り屋・日高は「2番手」だった

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆全国高校サッカー選手権1回戦 東福岡2-0桐蔭学園(31日、等々力陸上競技場)

 一発で流れを引き寄せた。前半35分に相手のセットプレーをしのいだ東福岡がカウンター。左クロスを足元に収めた1トップの日高が、飛び込んできた相手GKより先にボールに触ってゴールに流し込んだ。

 「狙い通りの動き」と自賛した先制点に森重潤也監督も「流れが桐蔭(学園)に傾く中、一つのゴールで引き戻した。決めきってくれたのは大きい」と絶賛。日高は前半ロスタイムにも追加点を挙げ、勝利を引き寄せた。

 昨年からレギュラーの日高も、現チーム始動時はFWの2番手。エースストライカーの称号である背番号9は185センチの長野星輝(3年)が背負い、自身は20番を渡されるとエース奪取に燃えた。全体練習後に「いいシュートを打てたと納得するまで打ち続けた」と自主練習で威力と精度を強化。献身的な守備も評価され、スタメンの座を確保した。

 チームは前回の全国高校選手権出場を逃し、昨年2月の福岡県高校新人大会も準決勝で敗れた。「一体感が足りない」と危機を感じた上田瑞季主将(同)を中心に選手同士で話し合う意識を高めた。日高も長野からDFとの駆け引きを学んで2点目のポストプレーで生かした。2回戦は作陽(岡山)と激突。コロナ禍で実戦機会が少なく、伝統のサイドアタックは未完成だが、森重監督は「まだまだ可能性はある」と大会中の成長に期待。今年の「赤い彗星(すいせい)」は1戦ごとに大きくなる。(末継智章)

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