ソフトバンク3年目の泉 西スポ1面ジャック宣言、今季ゼロも「最低でも4度」

西日本スポーツ 長浜 幸治

■新春特別インタビュー

 丑(うし)年の年男が主役宣言!! 福岡ソフトバンクの泉圭輔投手(23)が、新年の誓いに西スポの「1面ジャック」を立てた。2年目の昨季は救援で自己最多の40試合に登板し、8ホールド、防御率2・08とV4に貢献。大幅増でサインしたオフの契約更改交渉の席では自身のグッズ制作もおねだりした。今季はさらなる飛躍が期待される右腕が、インタビューでV5を目指す今季への意気込みを明かした。 (取材・構成=長浜幸治)

■悔しさの方が大きい

 -2年目の昨季は飛躍のシーズンとなった。

 「登板数、成績も含めて、いい経験になったけど、投球の質に関してはまだまだ納得できない」

 -開幕から1軍で完走したのは初めて。

 「1年を通してしんどかった。体よりも精神的な疲れが大きかった。中継ぎは切り替えないといけないポジション。それに最初はついていけなかった。シーズンが進むにつれて試合の重要度も変わり、考えることが多くなった」

 -アマ時代はあまり経験がなかった中継ぎで疲労もたまった。

 「開幕直後に和田さんと話す機会があった。肩回りのトレーニングへのこだわりがすごく、自分もやってみようと思った。和田さんは先発として必要なものを確立している。僕は中継ぎだったので、トレーナーさんとも相談して自己流のケア方法を考えた。夜中に目が覚めると、部屋でストレッチをしたりした。とにかく毎日やることが大事。意識が大きく変わった」

 -クライマックスシリーズ、日本シリーズでは登板機会がなかった。

 「そこが一番の課題。どんなに(内容が)悪くても、投げられれば現場の雰囲気を感じることができたと思う。ポストシーズンを含めると、うれしさよりも悔しさの方が大きい」

 -収穫と課題は。

 「調子の波を小さくすることが一番の課題。昨季は調子がいいときは打たれなかったし、悪くなると打たれた。同じ球場、同じ打者でも、いいときは捕手が構えたところに投げられる自信があるけど、悪いと打者が大きく見えたり、捕手が小さく見えたりした」

 -自主トレのテーマは。

 「自分の力を100パーセント出す練習をしたい。ウエートトレーニングに例えるなら、回数ではなく、自分が挙げられるぎりぎりの重さを1回こなすとか。常に100の力を出せるように。シーズン中はできないことなので」

 -精神面の効果もある。

 「100の重さを1回挙げるのと、10の重さを10回挙げるのは違う。10回の方は一度も全力を出せていない。常に100を出せる体にできれば、マウンドでのメンタル面にも生きてくると思う」

 -同期入団で1学年下の杉山と自主トレを行う。

 「杉山さんに弟子入りですね(笑)。まあ僕が見ても明らかにレベルが違うので。昨季の成績は僕の方が上かもしれないけど、ボールを見れば比べものにならない。やっていることを近くで見てみたいし、憧れに近い感情はある」

 -自身は187センチ、74キロ。193センチ、95キロの杉山とは体格が違う。

 「千賀さんにも『一回体をでかくしてみたら』と助言をいただいた。パフォーマンスが削られたら元も子もないけど、僕は基礎筋力すらないので(笑)」

■中継ぎ一本に絞って

 -年男を迎える今季の目標は。

 「まずは50試合に登板すること」

 -従来は役割へのこだわりはあまりなかった。

 「今は中継ぎでやりたいという思いの方が強い。一本に絞ってやろうかな。周りの先輩を見ていても、格好いいなと思う。そういうところで投げたい」

 -刺激を受けた選手は。

 「やっぱり森さん。重大な場面でパフォーマンスを落とさずに毎日投げられる。『打たれたことを引きずるな。考えるだけ損』と言ってもらって、それから全く気にしないようにした」

 -オフの契約更改交渉の席で自身のグッズ制作をとおねだりした。

 「中継ぎが注目されにくいことは分かっている。それでも『この試合は泉で勝った』と言われるような日を何度もつくりたい」

 -西スポの読者にも約束がある。

 「昨季は西スポさんの1面に一度も出られなかったので、今季は最低でも4度は1面で取り上げられるように頑張りたい」

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ