女子はノーシード就実が制覇 前回王者棄権の男子は東福岡 コロナ禍、異例の春高バレー

西日本スポーツ

 ◆バレーボール全日本高校選手権(春高バレー)決勝 (10日・東京体育館)

 女子はノーシードから勝ち上がった就実(岡山)が大阪国際滝井を3-1で破り、25大会ぶりの優勝を果たした。男子は東福岡が駿台学園(東京)に3-1で勝ち、連覇を達成した2015年度以来、5大会ぶり3度目の優勝を飾った。

 就実は双子の深沢めぐみ(2年)、つぐみ(同)を軸にした攻撃で文京学院大女子(東京)、金蘭会(大阪)、キューバからの留学生、バルデス・メリーサ(3年)を擁する古川学園(宮城)を次々と撃破。勢いは決勝でもとどまることはなかった。

 東福岡は注目のエース、柳北悠李(やなきた・ゆうり)=3年=が目覚めた。初戦の2回戦をストレート勝ち。3回戦は福井工大福井、準々決勝は高松工芸(香川)にそれぞれ2-1で競り勝った。準決勝では柳北が38得点を決め、清風(大阪)を3-1、決勝の最後もエースがバックアタックを決めて締めくくった。

 同じ福岡のプロ野球ソフトバンクの主砲、柳田悠岐(やなぎた・ゆうき)に名前が似ていることから「ヒガシのキータ」と呼ばれる柳北は昨春、コロナ禍の自粛期間中に体重が102キロまで増加。他の3年生が体重管理に目を光らせ、今大会は92キロで臨んだ。コート内では実力のある1、2年生、コート外では体調管理などの面で控えの3年生たちが支えた。「ずっと迷惑をかけた分、みんなに信頼されるようしっかりして、日本一のエースになろうと思ってプレーした」と仲間たちに感謝した。

 大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客で開催。男子で前回大会優勝の東山(京都)は新型コロナウイルスの感染者が出て3回戦を欠場した。

 打倒・東山を掲げていた東福岡の藤元聡一監督が「生徒もわれわれも、ポッカリと穴があいたような喪失感があった」と話していたように選手たちの体調面、心理面で二重の負担がある例年とは全く違う形の大会となった。

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