「出場禁止」になった東福岡エースを支えた同級生「だから最後、日本一になれた」

西日本スポーツ

 ◆バレーボール全日本高校選手権(春高バレー)男子決勝 東福岡3-1駿台学園(東京) (10日・東京体育館)

 マッチポイントを迎え、東福岡のエース柳北悠李(3年)はセッター近藤蘭丸(2年)に声をかけた。「絶対(ボールを)持ってこい」。最後は自分と決めていた。この日34本目、15得点目のバックアタックで自身初の全国制覇。コートに立つ唯一の3年生は「迷惑をかけた分、今までありがとう」と仲間に感謝した。

 身長192センチ、最高到達点345センチ。破壊力あるスパイクで1年時からチームの中心を担いながら自己管理が甘かった。コロナ禍で4月上旬から約1カ月半の活動自粛期間に89キロだった体重は102キロに激増。藤元聡一監督から練習試合の「出場禁止」を言い渡された。見かねた他の3年生4人は、練習前後に柳北とともに4時間走り、食事も管理して体重を戻させた。

 スパイク時の跳ぶ高さやレシーブで伸ばす指先まで妥協がなくなって臨んだ今大会。準決勝は38得点、決勝は39得点と結果で示した。「最後はチームや周りの人に頼られるエースになろうと決めていた。だから最後、日本一になれたのかな」と実感を込めた。(末継智章)

PR

バレー アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング