借り物の靴で激走、思わぬハプニングにもソフトバンクドラ1井上「先頭に立たないと」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクの新人合同自主トレが10日、福岡県筑後市のファーム施設でスタートした。高校通算50本塁打を誇るドラフト1位の井上朋也内野手(17)=埼玉・花咲徳栄高=ら計13人が軽快な動きを披露。支配下の5人は全員が将来性豊かな高校生で、巨人の「V9」を超える「V10」を目指す常勝チームの中核となることが期待される「黄金世代」が、プロでの新たな一歩を踏み出した。

 支配下、育成の計13人がはつらつと体を動かした新人合同自主トレ。まず目立ったのは「ポスト松田」の期待がかかる1位の井上だった。タマスタ筑後のグラウンドで行われたインターバル走では常に先頭集団を走り、同期を引っ張った。

 実はランニングシューズが届かず、スタッフの靴を借りての激走。入寮した7日に「大声で引っ張る」と宣言した17歳は「サイズが1センチ小さかった」と頭をかく一方で「先頭に立たないといけない立場と思うのでよかった」と笑顔を見せた。

 プレーだけでなく、松田の「熱男イズム」の継承も誓う井上は、ノックでも大声を出して場を盛り上げるなど存在感を発揮。高校通算50本塁打を誇る将来のクリーンアップ候補は、好スタートに「充実した時間が過ごせた」と口にした。

 「長距離走が苦手なので結構きつかった」。2位の笹川はインターバル走を何とか完走。苦悶(くもん)の表情を浮かべたものの「長所はバッティング。そこを早く見せられれば」と柳田をほうふつさせるフルスイングでの挽回を誓った。

 支配下で入団した5人は全て高校生で、巨人の「V9」を超える「V10」を狙うチームの主力となることが期待される。見守った藤本博史2軍監督は「10連覇を目指すなら、この選手たちが中心になってくれないと困る」と力を込めた。

 若いだけに、藤本2軍監督も「1軍レベルになるにはまだ時間がかかる」とする。井上も「いい刺激を与え合い、何年か後にみんながいい成績を残せるのが理想」と先を見据え、笹川も「将来的にチームの主軸を打てる選手になる」と誓った。常勝軍団の「黄金世代」となるための一歩を筑後で踏み出した。 (長浜幸治)

「恵まれている」「(報道陣)多いな」「けがしてはいけない」初々しくスタート

 4位の川原田は東北出身らしいコメントを口にした。これまで青森で汗を流してきただけに、雪が舞う初日にも「(この時期は)ウエートなど室内の練習が主でしたが、こっちでは一年通して外で練習できる。恵まれているなと思う」と目を輝かせた。3位の牧原巧は「(報道陣の数が)多いと感じました」と初々しい表情。5位の田上は支配下の新人では唯一の投手で、ブルペン入り時期について「遠投をしっかりできるようになってから。けがをしてはいけないので」と口にした。

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