緊急事態宣言続々、本当にできるの… コロナ禍超厳戒キャンプ、宮崎入り前後にPCR検査

西日本スポーツ

■臨時12球団代表者会議

 「2・1」超厳戒キャンプインへ-。プロ野球の臨時12球団代表者会議が12日、オンラインで開かれ、宮崎県や沖縄県などで行われる春季キャンプを現時点では予定通りに2月1日にスタートさせる方針を確認した。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長が関係自治体と協議を進めていることを明かした。この日開催されたNPBとJリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議で専門家から受けた提言を踏まえ、選手、スタッフらへのキャンプ前後のPCR検査実施の方針も固めたほか、代表者会議では報道陣などの受検を求める意見も出た。

■報道陣など検査も

 臨時12球団代表者会議の後、オンライン取材に対応したNPBの井原事務局長は「現時点では2月1日のキャンプインで準備を進めるということで、自治体さんとも話を進めております」と明言した。

 キャンプは大勢の選手やスタッフらが移動する。新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県に加え、政府は大阪府、京都府、兵庫県、愛知県、岐阜県にも発令する方針で、福岡県についても発令の方向で検討している。キャンプでは宣言対象地域の球団がある上、キャンプ地が固まる宮崎、沖縄両県では陽性判定者が急増している。福岡ソフトバンクなど2軍を含めて6球団が実施する宮崎県では、一時1日100人を超える新規感染が発表され、9日から22日まで県独自の「緊急事態宣言」を発令中。代表者会議前に開催されたNPBとJリーグによる新型コロナウイルス対策連絡会議での専門家の提言を踏まえてPCR検査を行う方針を固めた。

 キャンプ地移動前には選手とスタッフ全員がPCR検査を受けて陰性を証明し、キャンプイン直後にもスクリーニング検査を実施。その後も週1回程度のスクリーニング検査を定期的に行うとした。体調不良者が出た場合の緊急対応についても12球団で共有して、今後細部を詰めていくという。会議では取材で現地に赴く報道陣、評論家らについても、井原事務局長は「移動前に(PCR)検査を受けていただきたいという話も出た」と明かした。

■ファンには求めず

 有観客か無観客かについては「自治体の方針通りに決定していく」と話すにとどめた。ただファンが来場する場合に「条件として(PCR)検査を求めることはない」とも明言した。

 新型コロナ対策連絡会議では「キャンプを遅らせると(シーズンの)試合数が減る。延期はほとんど考えず、いかに安全にやるかに議論は集中した」(専門家チームの愛知医科大・三鴨広繁教授)として、現地自治体が「ノー」を示さない限り、キャンプを予定通り開催する方向を示した。ただ感染状況は予断を許さない。関係自治体と今後も多様な協議を重ねていくことになりそうだ。

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ