ソフトバンク高橋礼「初めての感覚だった」サブマリン合宿 楽天牧田、西武与座と語った収穫

西日本スポーツ

 念願のサブマリン合宿で進化! 福岡ソフトバンクの高橋礼投手(25)が、同じアンダースローの楽天牧田和久投手(36)、西武与座海人投手(25)と15日まで埼玉県内で行った合同自主トレーニングでつかんだ手応えを明かした。憧れの牧田とのキャッチボールで「脱力」の有効性を再認識し、ゴルフでボールを高く、ふわっと上げる「ロブショット」に例えた90キロ台のカーブを伝授された。感覚が分かり合える“同士”と濃密な時間を過ごした。

■新たな感覚

 2021年の年明け早々、高橋礼の入団以来の念願がかなった。埼玉県内のグラウンドに、米大リーグでのプレー経験のある楽天牧田、昨季プロ初勝利を挙げた有望株の与座と球界でも希少なアンダースローの面々が集った。「牧田さんが感覚を言葉にして伝えてくれるので、僕と与座がそれを聞く感じだった」。一時代を築いた先駆者の話に夢中になった。

 入寮時には、専大時代に読みふけった牧田の写真グラフを持ち込んだ高橋礼は、夢を語っていた。「いつか、アンダースローの人だけで話し合える機会をつくりたい」。自身も2年目に12勝を挙げ新人王に輝き、侍ジャパンでも貴重な戦力になるなどプロ3年で着実にキャリアを重ねた。もうワンステップの飛躍を目指すタイミングで、サブマリン合宿が実現した。

 憧れの牧田とのキャッチボールで「脱力」の重要性を実感した。「力みがないからボールが速く見えるし、体への負担も少なそう。長く(現役を)やれる理由だと思う」。36歳のアンダースローを間近にして、改めての気づきだった。

 昨季は中継ぎでチームトップタイの52試合に登板したが、今季は先発再転向を目指す。そのカギを握るのがカーブだ。140キロに迫る浮き上がる直球と、120キロ前後のスライダー、シンカーに加え、求めるのは90キロ台に抑えたカーブ。緩急差があれば、投球の幅もぐんと広がる。

 その球種を扱う牧田の目の前で徹底的にカーブを磨いた。受けたアドバイスは、腕を先に走らせてボールが後から出てくる感覚。ゴルフで高くボールが上がるアプローチの「ロブショット」の打ち方に例えられたという。

 9日に捕手を座らせて投げた30球のうち、7割がカーブ。それを3日間続け、「カーブがうまくなるっていうのが、初めてぐらいの感覚だった」と確かな手応えを得た。中学3年から10年以上、下手からボールを操ってきたサブマリンにとっても、新鮮な感覚。「この経験を生かしたい」。熾烈(しれつ)を極める開幕ローテーションに割って入るため、手にした感覚を開幕までに確固たるものにする。

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