J1大分「将来タイトルを争うために」集大成の片野坂監督が抱く今季の野望

西日本スポーツ 松田 達也

 J1大分トリニータは17日、オンラインで新体制発表会を開催した。就任6年目の今季を「集大成」と位置づけた片野坂知宏監督はリーグ戦の目標を2年ぶりの1桁順位となる9位以上に設定。コロナ禍の影響で4チームがJ2に降格する厳しい戦いを見据えながら、将来的なタイトル獲得につなげる勝負の1年にする考えを示した。今季のスローガンは「一致団結」に決まったことも発表された。

■新体制を発表

 クラブの飛躍をかけた大事な1年と位置づけた。片野坂監督は「これまで積み上げてきた部分の集大成で今季を戦い抜くことができれば、チームはもっと高いレベルに行くことができる」と強調した。

 新体制会見にはGKからFWまでの各ポジションにバランスよく12人の新加入選手が並んだ。主力の移籍による入れ替わりの難しさを抱えながら、片野坂監督は「既存の選手と組み合わせて戦えば、9位以上は狙える」と自信を示した。

 昨季はリーグで2番目に少ない36得点にとどまった。攻撃力強化には、192センチの長身でJ1リーグ戦通算44得点の実績を誇る長沢が加入した。2017年はG大阪で10点、昨季も仙台で9点を決めた点取り屋は、サイド攻撃を生かすターゲットとしての役割も期待される。

■長沢の得点力

 15年にはG大阪でコーチを務めた片野坂監督とともに同じチームに所属した経験もある。「監督は自分のことを分かってくれているし、信頼している。求められる仕事に応えられるようにしたい」とうなずいた。

 19年は9位でJ1残留を果たした。昨季は6位以上を目標に掲げながらコロナ禍の中断や過密日程などもあり、11位にとどまった。J1の3シーズン目は、過去2年の戦い方を踏まえて臨む。

 片野坂監督は「将来、タイトルを争うようなクラブになるための土台づくりにしたい」と強調した。発展途上のチームをさらなる高みに押し上げる。 (松田達也)

■西山GM「われわれの専売特許」

 西山ゼネラルマネジャー(GM)が新戦力の顔ぶれに自信を示した。東京五輪代表候補の岩田が横浜M、守備の要の鈴木が清水に移籍するなど複数の主力選手が離脱。「想定外の点はあったが、彼らはここまでチームに残ってくれた。感謝しかない。新たにポテンシャルの高い選手が集まってくれた」と語った。

 新加入選手は、J2などで実績を残した若い選手に狙いを定めて獲得した。西山GMは「そういう手法は、われわれの専売特許だった。J1のビッグクラブも、その方法をやるようになってきた。(狙いが)かぶった選手も多かった」と振り返った。

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