ソフトバンク城島氏、コロナ禍キャンプの不安「食事会場とかで普通に…」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

■筑後で新人視察

 福岡ソフトバンクの城島健司球団会長付特別アドバイザー(44)が18日、就任2年目の今年も「門戸開放」を宣言した。「しゃべらないと死りーだーでしまう」というレジェンドは、選手の質問などを大歓迎することを改めて強調。東京五輪を控える甲斐拓也捕手(28)には日の丸を背負う心得を伝授する意向を示した。この日は今年初めて筑後のファーム施設を訪問。編成スタッフとの会議後に新人合同自主トレを視察した。

■「みんな宝」

 筑後のファーム施設で初々しい新人の姿を目にした城島特別アドバイザーは懐かしんだ。「二十数年前は自分も緊張しながらやったな」。1995年のプロ入りから26年。この日は編成スタッフと会議を行い、春季キャンプでの「門戸開放」も改めて強調した。

 「しゃべらないと僕も死んでしまう。ウサギのように、目を真っ赤にして。食事会場とかで普通にしゃべれたらいいですけど」。就任1年目の昨年は宿舎の食事会場などで気軽に相談に乗った。今年はコロナ禍で球団内部でも接触が制限される可能性があるが、できる限り応じるつもりだ。

 米メジャーや国際舞台でも多くの経験を誇る。昨季は同じ捕手の甲斐を救った。7月に悩みを吐き出させて「それはレギュラーの悩みだから、それでいい」と受け止めた。この言葉が転機にもなり、甲斐は不動の正捕手として4年連続日本一に大きく寄与した。

 東京五輪が控える今年は、甲斐がさらに飛躍する好機とみている。「足がフワフワして自分の体じゃないような緊張感を体験することで、一回りも二回りも成長できる。先の自分の姿を想像してワクワクして、その場に向かっていってもらいたい」と話した。

 2004年アテネ五輪では銅メダル、09年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は世界一を経験。「心構えや経験談が少しでもプラスになるなら。僕の(体験)でよければ話したい」。五輪の代表候補に入る甲斐にアドバイスを送る準備は整えている。

 小久保裕紀ヘッドコーチ(HC)との共闘も改めて宣言。球団の将来像を描く立場の城島アドバイザーは「ずっと同じ時を過ごしてきた人。連携をとりながら話さないといけないことも出てくる」。小久保HCを支え、フロントと現場をつなぐ強いパイプ役になる。

 就任1年目で選手を見る「基準」を定めたといい、2年目の今年はさらに編成、育成面にも踏み込んで業務に携わるという。「仕事の量は去年よりも増える。小久保さんとのゴルフが減るから、その分を仕事に回します」と笑った。

 新人合同自主トレ視察で特に言葉を掛けることはなかったが、「自分からしゃべらないことはないので、何なりと。昨年同様かな」とウエルカムの姿勢を改めて強調。その上で「みんな宝。可能性は無限大。お金をいっぱい稼いでもらいたい」。まずはプロの素晴らしさを訴えかけた。 (鎌田真一郎)

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