イニエスタも率いたJ2長崎の吉田新監督「継続」路線でJ1昇格

西日本スポーツ 松田 達也

 J2のV・ファーレン長崎は20日、長崎県佐世保市で新体制発表会見を開き、吉田孝行監督(43)が昨季のスタイルを継続して戦うことを強調した。エジガルジュニオら主力がほぼ残留。J2で勝ち点80を奪って3位となったチームをベースにJリーグ通算109得点の実績がある新加入のFW都倉賢(34)らを加えた効果的な補強ができた。今季のスローガンは「全力で光れ」に決まったことも発表された。

 当然のように目標はシンプルになる。昨季のコーチから監督に昇格した吉田監督は「目標はJ1昇格。その一つだと思う」と言い切った。新体制会見では、昨季あと一歩届かなかったJ1への思いを強く打ち出した。

 キーワードは「継続」。吉田監督は「昨年も戦術的な部分は手倉森監督(今季J1仙台監督)とコーチ陣で話し合いながら、やりたいサッカーができていた。今年も、ベースは積み上げたものと変わらない。あとは、いかに自分流を増していくか」と明かした。ボールをつなぎ、主導権を握って戦ったスタイルを踏襲し、悲願を成就する。

 継続性を強調できるのは昨季の主力が数多く残留したことが大きい。竹元義幸テクニカルダイレクターは「多くの選手が残ってくれたことが最大の“補強”」と力を込めた。終盤に加入し、11試合で5得点を挙げたエジガルジュニオ、玉田、秋野、二見、亀川、徳重ら主力が残留。ベースは変えずに上積みを加えることだけに集中できる。

 その中で大きなプラス要素となるのが、C大阪から完全移籍で加入した都倉だ。抜群の得点力を持ち、187センチの高さを生かしたポストプレーもできる万能FW。J1はもちろん、J2でも豊富な経験を持つストライカーの存在は大きい。

 吉田監督は、神戸時代に元スペイン代表のイニエスタが在籍する中で指揮を執った経験を持つ。「日本人も外国人も関係なく、相手の感情を理解して、リスペクトしてチームをつくりたい」。勝ち点でわずか「4」だけ足りなかったJ1への道を切り開くために、ぶれずに戦う。 (松田達也)

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