ソフトバンク2年目の津森 右打者封じへ同郷小久保ヘッドに学ぶ

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクの津森宥紀投手が23歳の誕生日を迎えた21日、同じ和歌山市出身の小久保ヘッドコーチから右打者封じの極意を学ぶ意向を明かした。プロ2年目の横手右腕は昨季14試合に登板して防御率2・76の数字を残したが、対右打者の被打率は2割9分4厘で左打者への1割7分2厘より悪い。現役時代に2041安打、413本塁打と強打の右打者として鳴らした小久保ヘッドに教えを請い、受賞資格を持っている新人王を狙いにいく。

 23歳の誕生日に筑後のファーム施設でランニングやブルペン投球をこなした津森は、一つの目標を掲げた。「嘉弥真さんのようになりたい。嘉弥真さんは左打者を完璧に抑えている。自分は右打者をどれだけ抑えられるか」。自分と逆の左サイドハンドの名を挙げたことが、2年目右腕の課題を示していた。

 一般的には、津森のような右サイドハンドは右打者に強いとされる。津森自身も内角を思い切り突く投球スタイルで「右キラー」として期待されていた。ただ昨季は対左打者の被打率1割7分2厘に比べ、右打者に2割9分4厘。課題解決のヒントはどこか。目に留まったのが、右の強打者として輝いた同郷の大先輩の存在だ。「小久保さんは右打者であれだけの成績を残された方。聞きたいことはたくさんある」。昨春キャンプで食事をともにした小久保ヘッドを質問攻めにするつもりだ。

 大先輩との距離を縮める方法も考えている。昨年の入寮時には祖母の手作り梅干しを持参。チームメートに配って仲を深めたが「小久保さんも和歌山なんで…」と「梅干し外交」の効果には懐疑的。そこで考えたのは「読書外交」だ。年末年始が多忙だったこともあり、小久保ヘッドの著書は手にしていないというが「読みましたとあいさつできるようにしたい」と今年初対面までの読破を誓った。

 「去年は変化球で悩んでしまった」と反省する。「真っすぐ以外の決め球を確立したい」と持ち球であるスライダー、シンカーの精度を高めていく考えだ。そこに小久保ヘッドの「右打者封じメソッド」も加われば鬼に金棒だ。

 その先に大きな目標も見据える。「新人王の資格はまだある。1年間1軍で投げ続けないと取れないと思うので」。年明けは母校の和歌山東高でランニング重視のトレーニングを重ねた。「勝ちパターンに入って50、60試合に登板できれば。いけるところまで投げたい」。成り上がりを虎視眈々(たんたん)と狙う。 (長浜幸治)

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