ソフトバンク杉山「自分だけの…」モイネロ超えへの自信のワケ

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクの杉山一樹投手(23)が22日、セットアッパーのモイネロが昨季たたき出した奪三振率14・44を超える三振ショー開演を誓った。武器は4日から都内で行った自主トレで新たに習得したカットボール。昨季中から千賀に教えを受けていた球種ながら、自らに合った握りをつかみ磨きをかけた。最速157キロの快速球を生かす新たな球種で飛躍を狙い、新人王への意欲も口にした。

 自主トレをともにした同期入団の泉と筑後のファーム施設でキャッチボールを行った杉山は、新球のカットボールを繰り返し投げ込んだ。「感覚はすごく良い。納得いくボールが投げられている」。十分な手応えに思わず笑みを浮かべた。

 最大の持ち味は常時150キロ中盤の直球だが、昨季は1軍の舞台でなかなか空振りを奪えなかった。「真っすぐに近いスピードの変化球がほしかった」と習得を目指したのがカットボール。昨オフの自主トレで師事した千賀から握りを教わったものの、「感覚の違いがあった」。

 4日から都内で行った自主トレでは、ボールの回転数や変化量を計測する器具「ラプソード」を使い、1球ごとにデータと向き合った。「ボールのどこを握ったらどう変化するかというのが分かって、自分だけのカットボールができた」と自信をのぞかせる。

 新たな武器を手にした3年目右腕がこだわりを見せるのが奪三振率だ。昨季は16回2/3の投球回で22三振を奪い、9イニング当たりの三振数を示す奪三振率は11・88をマーク。先発と中継ぎの役割の違いやイニング数など単純比較できないとはいえ、最多奪三振のタイトルを獲得した師匠千賀の11・08を上回った。

 それでも本人は満足していない。「去年は投球割合の6割が真っすぐだった。それを4割くらいまで減らせるように」。カットボールをはじめとした変化球を打者の意識に入れることで投球の幅を広げて三振増を目指す。狙うはモイネロ=円写真=が昨季マークした驚異の奪三振率14・44を上回ること。今季任される役割はまだ定まっていないものの、「それくらい取りたい」と意気込んだ。

 今季のチームスローガン「鷹く!」にならい、高い目標も掲げる。「新人王の権利を持っているので。個人的にそこへの意欲はある」。最速157キロ右腕がさらなる高みへ駆け上がる。 (長浜幸治)

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