ソフトバンク周東の苦悩 救った本多コーチの言葉

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの周東佑京内野手(24)が第66回西日本スポーツ賞(共催・テレビ西日本、協賛・富士通、日本製紙)を受賞した。

 陸上女子短距離の福岡大・児玉芽生(21)とともに受賞。24日に福岡市・天神のエルガーラホールで行われた贈呈式後、トークショーに臨んだ。新型コロナウイルス感染防止のため、例年のような一般観覧はなくオンライン配信となった。司会はTNCテレビ西日本の田久保尚英アナウンサー。

 (中編)

 ―本多コーチの言葉で特に心に残っているものは。ファンからも質問が届いている

 去年はなかなか1個目の盗塁が決まらなくて。すごくもどかしいと言うか、何で決まんないんだろう、何で走れないんだろうと、すごく悩んでた時期が1カ月ぐらいあったんですけど。

 その時に本多コーチから「絶対1個目が決まる時が来るから、そんなに焦んなくても大丈夫。いつでも走れるタイミングが来るから焦るなよ」と。全然、大丈夫、と言っていただいたおかげで、次の週ぐらいに1個目を決めましたし、何より失敗してもいいと思えるようになりましたね。

 ―気持ちも楽に、視野も広くなった

 「自分が、自分が」となっていた。一言、二言頂いて、楽になりましたし、全体が見られるようになりましたね。

 ―相手投手の癖、捕手の肩など、判断にはいろいろな要素があると思う。一番研究している点は

 投手の癖も見ますけど、自分がどんな姿でスタートしているのか、そっちを見ますかね。去年は走る姿を見てましたね。投手を見るのは当たり前なんで。他の部分でもっとやればできるんじゃないかと思って。

 ―うまくいかなかったときの反省点は

 中間走よりもスタートの方が多いですかね。中間走が伸びない時は力が入ってる時が多いので。

 ―走りやすい球場は

 京セラ(ドーム大阪)と札幌ドームは走りやすいです。下が硬いので。ペイペイ(ドーム)とかだと人工芝が軟らかいので、多少滑ったりする。札幌ドームと京セラはしっかりかむので。

 ―自チームの投手の癖も分かる?

 分かります。言ったりもしますね。気づいたら言おうかなと。他の選手に走られたりするのも何か、イラッとしますし(笑)。アウトにしてもらいたいんで。

 ―足にスランプはないと言われるが、どうか

 いや、あると思いますよ。走る選手にしか分からないと思うんですけど、スタートを切れなくなりますし、不意に「どう走ってたんだろう」とか思うときもあるんで。普通に走ってるつもりで、なかなかスピードに乗れないことってありますし「何か違うな」と思うこともあるんで。

 ―スパイクのこだわりは

 もちろんあります。できるだけ軽くしてもらったり、裏の歯の位置とかも言ったりしてます。

 ―プロ3年間で変化は

 走っていて履いてる感覚がないスパイクを一番履きたかったので。スパイクの中で足が少しでもずれるの、嫌ですし。メーカーさんと話をして。

 ―1足を履き続けるか、早く替えるか

 僕はよほどのことがない限りは早く替えますね。何となく。連続試合の時は替えてないです。失敗した瞬間に新しいの出しましたけど(笑)。

 ―今回、一緒に表彰を受けた児玉選手から「スピードはどのような練習で身につけていますか?」と質問が

 逆に僕が聞きたいんですけど(笑)。見たんですよ、ユーチューブで。めっちゃ速っと思って。

 ―児玉選手はストライドとピッチの関係をコーチと調整したそう。周東選手は

 ピッチとストライドの関係ですか(笑)? 何ですかね、ただただ思うがまま走ってます。(フォームが)汚いですし。

 ―周東選手は右足でも左足でもスライディングできる。いつ身につけたか

 高校生の時ですかね。僕は左脚が上でやってたんですけど、周りが逆でやってたんで。ん? 何でだろうと思って、やってみたらできた。両方ともできるじゃんと。

 ―昨季50盗塁のうち、逆足だったらアウトだったというのはあるか

 うーん、あんまり覚えてないですけど、1個、2個か…3個ぐらいはあったんじゃないですか。

 ―児玉選手からはもう一つ「気持ちのコントロールはどのようにされていましたか?」と質問が

 僕は結構…すごく緊張するんです。練習の時からすごく緊張してて、試合前までに、逆に緊張マックスにもっていく感じです。そしたらそれ以上ないんで。後は試合に入っちゃえば、すごく集中する。楽しみながらやってましたね。

 (後編につづく)

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