連続盗塁王を狙う周東 急成長の女子大生スプリンターの走りにヒント

西日本スポーツ 山田 孝人

 福岡ソフトバンクの周東佑京内野手(24)が、いだてんコンビの「共走」で九州スポーツ界を盛り上げていくことを誓った。24日に福岡市・天神のエルガーラホールで開催された第66回西日本スポーツ賞の贈呈式に出席。同時に表彰された昨年の陸上日本選手権女子100メートルを制した福岡大の児玉芽生選手(21)と足でファンを喜ばせていくことを約束。自身は2年連続の盗塁王と打倒ホークスに燃える各球団のエース格を一層足で揺さぶり、チームの2年連続リーグVと5年連続の日本一への道先案内人となるべく意気込んだ。

   ◇   ◇   ◇

 壇上で表彰された周東は、改めて昨季自身が成し遂げた軌跡に思いをはせた。日米最長となる13試合連続盗塁をマークしたほか、50盗塁で初タイトルも獲得した。チームの3年ぶりリーグ優勝と4年連続の日本一に貢献。大きく飛躍を果たして「不思議ですね。不思議です。こんなにうまくいくとは本当に思ってなかったんで」と、感慨深そうに振り返った。

 ただ既に視線は先を見据えている。常に自身の成長を目指し意識を向ける男は、ともに表彰を受けたスプリンター児玉から大きな刺激を受けたようだ。開式前には動画で昨年の日本選手権女子100メートルを制した際の走りを食い入るように見つめていた。「めっちゃ速い。本当にすごい」と、思わずつぶやいたほどだ。またスタートの鋭さに着目。「頭を低くしてスタートしているところが印象的。野球とは違うけど、いろいろ参考にして自分の糧にしたいです」と目を輝かせた。

 同時に2人の「売り」でもある足で、九州のスポーツ界を盛り上げたい思いがこみ上げてきた。昨季、自身の盗塁がクローズアップされたことは、重圧を感じると同時に大きな喜びでもあったからだ。くしくも九州を代表するいだてんの2人が同時受賞に至っただけに「走ることで、多くの人に喜んでもらえたらうれしい。競技は違うけど意識しながら、一緒に頑張っていけたらいいと思う」。コロナ禍でスポーツ界も厳しい状況が続くが、少しでも明るい話題を届ける決意だ。

 そのために、まず目指していくのは2年連続の盗塁王だ。「ファンの方々もすごい期待していただいていると思うんで。そこを目標にやっていきます」と力強く言い切った。同時に各球団のエース格から、一層積極的にスタートを切ることを意識していく。昨季もチームが苦しんだロッテの美馬、オリックス山本から3度企図して3度成功。「いい投手からは当然連打も、点を取ることも難しい。だからこそ、貴重なチャンスで走ることは大事だし大きいこと。しっかりやっていきたい」。チームの勝利に直結する好投手の攻略に尽力して「V5」を成し遂げ、今季も歓喜のオフをファンに味わってもらうつもりだ。(山田孝人)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ