ソフトバンクに「ポスト松田」の動きも…本人は「バリバリ主力で」と猛烈トレ

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

■福岡・久留米で自主トレ

 ギータに宣戦布告! 福岡ソフトバンクの松田宣浩内野手(37)が25日、昨季チームトップの29本塁打を放った柳田悠岐外野手(32)にシーズン本塁打数で勝負することを宣言した。福岡県久留米市で自主トレを公開。通算287発の元気印は、球界屈指のスラッガーと争いながら38歳シーズンを全試合出場することがV5を狙うチームに好影響を与えると熱弁した。目標を「鷹く!」2021年シーズンに臨む。

■勝負の16年目

 「俺、元気やぞ!」。境内に響く声の主は松田だ。37歳が力強いステップで駆け上がる。高良大社の130段の階段を体に“ムチ”を入れながら、計7本を走りきった。「やったらやっただけできるもの。キツいけど走るのが大事。走ることは伝統」

 ここまで肉体をいじめ抜いた成果だ。小久保ヘッドコーチの話にインスピレーションを受け、今月は旧西戸崎合宿所(福岡市東区)の近くにある大嶽神社にも足しげく通い、例年以上に体力強化に比重を置いた。昨年途切れた全試合出場を再び果たす土台づくりでもある。

 38歳シーズンでの「完走」となれば、球団では小久保ヘッドコーチが現役時代の2009年に成し遂げて以来、12年ぶりの快挙。「その準備はしないと。痛いところがあったら、こんな階段も走れない」。今シーズンは球界を代表するスラッガーに一騎打ちを挑む構えだ。「ギータ(柳田)とホームラン数争いをしたい。あいつと争うっていうことは、バリバリ主力でやっているってことなので」。昨季チームトップの29本塁打を放った柳田に宣戦布告した。

 自身は昨季13本塁打で6年ぶりに20本に届かなかった。栗原が三塁の守備に挑戦するなど“ポスト松田”を狙う若手の動きもある。「勝負」と位置づけるプロ16年目に向けて当初は安打量産を掲げていたが、トレーニングを積む過程で手応えを感じ、通算287本をマークする本塁打へのこだわりが再燃したという。

 柳田がレギュラーに定着した14年以降、“ライバル”が左脚の故障で長期離脱した19年を除くと本塁打数は3勝3敗。キャリアハイは松田の35本に対し、柳田は36本。近年はリードを許しているが、プライドもある。「バリバリ旬な選手だから、食らい付いていこうかと。これまで打ったホームランは全然、負けてないし。言っちゃ悪いけど、僕が勝ってますよ」。通算186本塁打の後輩への対抗心を隠さない。

 このチーム内でのライバル関係が好循環を生み出すとも考えている。「ただポジションを取ることだけが競争だけじゃなくて、誰かと何かを争うっていうのが大事かなと思う」。5年連続日本一に狙いを定める常勝軍団の中でも、激しいバトルが繰り広げられる。(鎌田真一郎)

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