ソフトバンク栗原「福井市つながり」強打者に学んだ広角打法

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクの栗原陵矢捕手(24)が26日、同じ左打者のオリックス吉田正の「広角打法」を導入したことを明かした。今季は打率3割を掲げる成長株にとって、昨季の首位打者は同じ福井市出身の先輩。年明けに地元で打撃論を交わした際に、センター方向を意識した打撃練習の重要性を学んだ。24日までの長崎自主トレでも3歳年上の強打者を意識した練習に励み、「引っ張り中心」からの卒業を目指している。

 今年初の筑後ファーム施設でのトレーニング。屋内練習場での打撃練習で、栗原はセンター方向を意識した打球を連発した。「吉田(正)さん(の広角打法)は目指すべきところ。長崎での自主トレからずっと取り組んでいる」。打率3割のための新たな挑戦だ。

 年明けに地元福井で吉田正と食事をともにした際にヒントを得た。「『打撃練習ではセンターに大きな当たりを打つ意識をしている』と言われていた。僕はどちらかというと引っ張るタイプ。もう少しセンターを意識して打ちたいなと思った」と理由を明かした。

 昨季首位打者の吉田正の打率3割5分に対し、栗原は同2割4分3厘。栗原は107安打のうち、左方向への打球は内野安打も含めてわずか20本で安打数に占める割合は18・7%。「センター」を意識して練習する吉田正は143安打が全方向に散らばっており、特に左方向は41本で、割合は28・7%に達した。

 広角に安打を重ねる「吉田正打法」に取り組むだけでなく、長崎合同自主トレでは師と仰ぐ中村晃から精神面の助言も受けた。「状態が悪くなったときの対処法について、晃さんに話をさせてもらった」。好不調の波が大きかった昨季の反省を踏まえ、スランプ脱出法を学んだ。

 6年目の昨季は本塁打と打点で柳田に次ぐチーム2位の数字を残し、自己最多の118試合に出場。日本シリーズの最高殊勲選手(MVP)も受賞したが、自ら今季が「実質2年目」と口にするように慢心は全くない。現在はレギュラーの座を固めるために、三塁守備にも挑戦している。

 同じ左打者のヒットメーカー2人のエキスを吸収した成長株は「(長崎合同自主トレでは)中盤から終盤にかけて(練習での負荷を)上げ切れたし、数もしっかり振れた」と力を込めた。昨季大ブレークした24歳が「引っ張り中心」から卒業し、さらなる飛躍を遂げる。 (長浜幸治)

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