ヤクルト内川に学んだ右打ち極意 初の開幕1軍狙うソフトバンク佐藤直「ゴルフで言えば」

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの佐藤直樹外野手(22)が28日、「内川イズム」を生かしての自身初の開幕1軍入りを誓った。昨季限りでホークスを退団してヤクルトに移籍した内川らとともに9~23日まで大分県別府市で自主トレを実施。希代のヒットメーカーから逆方向への打撃の極意を学び、温かいエールも受けた。宮崎春季キャンプではドラフト1位で入団した昨季に続いてA組入り。昨季のウエスタン盗塁王は、激しい外野の争いを勝ち抜いてのブレークを狙う。

 プロ20年間で2171本もの安打を積み重ねてきた内川と過ごした2週間は大きな財産だ。「打撃面で得たものは本当に大きかった」。佐藤直は強調した。

 昨季ドラフト1位で入団した佐藤直はウエスタン・リーグ盗塁王に輝いたものの、1軍出場はなく、2軍でも打率2割2分9厘に終わった。俊足強肩の社会人出身ルーキーにとって打撃が大きな課題に。入団時から憧れの選手として挙げてきた内川に弟子入りを志願し、快諾された。

 内川といえば、芸術的な右方向への打撃が特長。同じ右打者の佐藤直は、その職人技を学んだ。

 「これまでは流そうという意識が強くてバットのヘッドが下がり、逆方向への打球が切れてしまっていた。そうならないように回転をかける。ゴルフで言えばフックをかけるイメージなんです」

 難解な理論に試行錯誤しながらも、自主トレ終盤には右方向へ強い打球が飛ぶようになった。「これまで右打ちは苦手だったけど、今の感覚はすごくいい」。28日も筑後のファーム施設で一球一球の感触をしっかり確かめるように黙々と打ち込んだ。

 百戦錬磨の師匠からは「これからプロで大変と思う瞬間はたくさんある。1軍に上がって試合に出る。レギュラーになる。継続して結果を出す。段階はたくさんある。しっかり味わってくれ」と言葉を掛けられたという。さらに愛のあるエールも受け取った。「鈴木(誠也・広島)さんが(合同自主トレから)独り立ちされていたのを喜んでいた。『いつかおまえらもしなくちゃ駄目だぞ』と言われた」。活躍こそが恩返し。「『チーム佐藤』をつくれるような選手になりたい」と意気込みを新たにした。

 宮崎春季キャンプでは2年連続のA組スタートとなったが「すべてにおいてレベルアップしないと生き残れない」と喜ぶ様子は一切ない。「今年こそ開幕1軍を目指したい」。猛者がひしめく外野手争いを勝ち抜き、師匠に吉報を送る。 (長浜幸治)

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