悲願の「春1勝」へ 緊急事態宣言で部活禁止になったナインの行動は

西日本スポーツ 松田 達也

 第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が29日、初めてオンラインで開催された。昨秋の九州大会4強の明豊(大分)は宮崎商は52年ぶり3度目となる春の甲子園に挑む。

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 目指すのは初の“春1勝”だ。52年ぶりの出場を決めた宮崎商の橋口光朗監督は「春はまだ勝っていないので、まずは1勝を目指したい。野球部の歴史を変えられたらいい」と、朗報を受けて喜ぶ選手を見つめながら新たな誓いを立てた。

 宮崎県では独自の緊急事態宣言が発令され、6―17日まで休校。部活動は22日まで禁止された。選手たちは休校前に各自が必要なメニューを決め、自宅での素振りや筋力トレーニング、河川敷や公園を利用してのボールを使った練習などを行ってきたという。

 23日から全体練習を再開。コロナ禍の中、制限がありながら、できる限りの練習でレベルアップに取り組んだ。「野球ができることは当たり前ではない、と改めて感じた」と中村碧人主将(2年)が実感を込めた。

 春は未勝利だが、1964年夏の大会では4強まで勝ち進む快進撃を演じた。バッテリーを中心とした守備からリズムをつくり、攻撃につなげる野球で大舞台での躍進を目指す。橋口監督は「支えてくれた皆さんに恩返しができるように、精いっぱい戦いたい」と決意を示した。宮崎に明るい光をともす。(松田達也)

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