ソフトバンク小久保ヘッドが若手に求める空気感 声を掛けにくい雰囲気のある選手

西日本スポーツ 石田 泰隆

タカ番記者コラム「好球筆打」

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(3日、宮崎・生目の杜運動公園)

 今の時代、「JK」と言えば女子高生を指す言葉として広く認知されている。だがしかし、ここホークスのキャンプ地で「JK」と言えば、この2人以外に思い浮かばない。「J」は城島球団会長付特別アドバイザーで「K」は小久保新ヘッドコーチだ。

 なんて、くだらな過ぎる書き出しは無視してもらうとして、とにかく今年のキャンプは話題に事欠かない。いまや常勝軍団となったチームの礎を築いた城島と小久保のレジェンド2人が、同じグラウンドで後輩の指導に当たっている。これはホークスファン、特に福岡ダイエー時代から応援する人にとっては、たまらないだろう。

 さらに、ここに「常勝のエキス」を注入した王球団会長も加わるから、連日グラウンドがにぎやかだ。この中でユニホームを着るのは小久保ヘッドコーチだけだが、3人が同じベクトルでチーム強化に努めるから、この先もホークスの未来は明るい光が差し込み続けるのでは?と思える。

 中でも、誰より強い使命感を胸に、後進育成に当たるのが小久保ヘッドコーチではなかろうか。前述したように、この3人でユニホームを着るのは1人だけだ。常に戦いの最前線に立ち、5年連続日本一を目指す工藤監督の腹心としてチームのまとめ役をつかさどる立場だけに、責任重大だ。

 宮崎春季キャンプ第1クール最終日の3日。囲み取材に応じた小久保ヘッドコーチは言っていた。「今年のテーマは、野手は強化指定に挙げられている選手たちの底上げ」だと。工藤監督にも野手陣の強化を一任されている。「1日1000スイング」など明確なビジョンを持って指導に当たるのも、当然だ。

 そして、こうも言っていた。「練習を見ていて気付いたのは、主力選手にあるゾーンというか、一人の時間の大切さ、取り組みを持てない若手が多いこと。練習中ちょっと声を掛けにくいなという雰囲気のある選手は、この世界でも抜けている。そういう空気感を(若手は)敏感に感じ、つくり上げてほしい」。高い要求は期待の裏返しだ。一人でも多くの若手が台頭するキャンプであってほしい。 (石田泰隆)

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