ソフトバンク柳田の1日追う 表情明るく雄たけびフルスイング、A組合流「時が来た時」

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(6日、宮崎・生目の杜運動公園)

 福岡ソフトバンクの宮崎春季キャンプは、全期間の無観客実施が決まった。異例の雰囲気の中でも、2年連続リーグ優勝と5年連続日本一を目指して懸命に汗を流すホークス選手の様子を「キャンプ密着 モニタリング」でファンの皆さんに紹介。第1回は両アキレス腱(けん)のコンディション不良でリハビリ組での調整が続く主砲の柳田悠岐外野手(32)。その一日に、ご時勢を考慮して遠巻きに“マーク”した。

A組合流へ一歩ずつ

 室内練習場の外まで漏れてくるほど、柳田の大きな叫び声が連日響く。打撃投手を務めている高波副寮長兼リハビリ担当とともに、1球ごとに雄たけびを上げながら、豪快なフルスイングを繰り出している。6日も約40分間にわたって、精力的に汗を流した。

 スタンドインに理想的な角度がついた打球には、納得顔を浮かべる。自主トレ公開時にも「ホームランになる角度はこのぐらい、というのは分かる。自分のイメージ通りに(スイングを)操作できるか」と話していたが、宮崎に入っても研究を続けているようだ。

 アキレス腱のコンディション不良のためリハビリ組で調整する柳田だが、表情は決して暗くない。この日はA組(1軍)と時差を設けての練習だったため午前10時すぎに球場入り。軽いウオーミングアップを経て、室内でバイクをこぐなど体幹トレーニングにいそしんだ。

 午前11時半からは室内で打撃練習。傍らには新人合同自主トレ中の左足指骨折で同じリハビリ組で調整するドラフト2位の笹川(神奈川・横浜商高)の姿がある。柳田の入団時の背番号44をつけ「ギータ2世」と期待される大砲候補は、昨季の最優秀選手の練習に目を凝らした。合間には会話も交わす。新人にとっては貴重な時間に違いない。

 昼すぎにはサブグラウンドで約20分キャッチボール。約30メートルの距離で力のある送球も披露した。ランチを挟み、今度はメイン球場内で約2時間のウエートトレーニング。患部に関わる部分以外を重点的に鍛えており、いっときも時間を無駄にするつもりはない。

 敷地内で村松外野守備走塁コーチに「(A組合流は)まだか」と話し掛けられた。答えは「まだです」。「いつだ」と問われると「時が来た時です」。現時点でダッシュなどは再開できていないが、まずは着実にステップを踏む。

 キャンプ初日の1日に「開幕日に100パーセントでいけるように。焦らずに」と話したように、来る「時」を見据えて、ギータは調整に励んでいる。 (山田孝人)

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