ソフトバンク和田が不惑にして学んだ大事なこと

西日本スポーツ 石田 泰隆

タカ番記者コラム「好球筆打」

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(7日、宮崎・生目の杜運動公園)

 早いもので、ホークスの宮崎春季キャンプは7日で第2クールを終えた。きょう8日は今キャンプ2度目のオフ。ここまで「3勤1休」ペースでキャンプを進めているのはホークスと、沖縄・浦添市で行うヤクルトの2球団だけだ。

 それにしても、もう2度目の休日かと思われがちだが、選手の疲労は最初のピークを迎える頃でもある。今月21日に40歳の誕生日を迎える和田も当然、そのうちの一人。7日もブルペン投球にランニングと精力的に練習メニューをこなした不惑の左腕は「やばい。下半身の疲労が半端ない。こんなに下(下半身)が疲れることは最近なかった」と一気にまくし立てた。

 とはいえ、その割には表情が柔らかく、何だか生き生きとしている。そのギャップがとにかくおかしくて、きっと手応えを感じているのだろうと悟った。この日はブルペンで今キャンプ最多の123球。練習日6日間で4度もブルペン入りしているだけに、よほど下半身を使った投球ができているのだろうと尋ねると、さらにまくし立てられた。

 「工藤監督がいつも『立ち投げから下を意識しろ』って言うじゃないですか。だから、立ち投げの意識を変えたんです。より下を意識して投げようと。そしたら上(上半身)の力をあまり使わずに投げられるようになった。その反動で下に疲れがたまってるんですけど、これはいい意味での疲れ。この年にして、立ち投げの重要性を知りました」

 疲労に快感を覚える40歳は、あまり見たことがない。どちらかといえば、年を重ねるほどに疲労は抜きたいものではないのか。第1クールから走る姿に状態の良さをうかがわせてはいたが、まさかたまる一方の疲労にまで手応えを感じているとは思いもしなかった。

 「きょうのブルペンも最後の123球目が一番いい球だったし、投げようと思えば200球近く投げられた。下をしっかり使えてるから、上に疲れがこない。この感覚が去年はなかったので、試合でも80球くらいでバテていた。今年は現状、そこの心配がない。自分に対して楽しみしかない」

 どうかケガにだけは気を付けて、まずは元気にキャンプを完走してほしい。 (石田泰隆)

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