特命アビスパ応援団長が活躍を確信 金髪で濃い顔の後輩にリモート直撃

西日本スポーツ

 5年ぶりにJ1での戦いに挑むアビスパ福岡は9日に宮崎キャンプを打ち上げる。コロナ禍で今年は無観客。いつもなら宮崎に足を運んでチームの仕上がりをチェックしていたであろう、よしもと芸人、ケン坊田中だが、西スポ特命応援団長として選手に応援の声も掛けられない。もどかしい思いを抱えるのはサポーターも同じ。と、いうことでケン坊が福岡大大濠高の先輩という威厳?をちらつかせてFWの石津大介(31)にオンラインで話を聞こうとパソコンをつなげると、精悍(せいかん)になった彫りの深い顔が現れた。頼もしい言葉を口にする後輩にJ1での活躍を確信した。

■きょう宮崎キャンプ打ち上げ

 -どうですか、宮崎は暖かい? 今年は見に行くことができないんで。

 「確かに! 毎年、いらっしゃってますもんね。最初は福岡と変わらない気がしたけど、日に日に暖かさを感じてきました。顔、日焼けしたんじゃないですかね」

 -確かに顔が濃い。

 「いやいや、それはお日さまとは関係ないでしょ(笑)」

■“長谷部イズム”「チームに浸透」

 -午前と午後の2部練習? チームの仕上がりはどうですか。

 「がっつり2部練習やってます。手応えはいい感じ。新加入の選手もすごくなじんでいます。新加入の選手はシゲさん(長谷部茂利監督)と(過去に)一緒にやっていた選手(※1)もいるので(戦術の浸透も長谷部監督1年目だった)昨年よりは順調にいっている感じはあります」

 -J1を戦うために戦術を変えたところは?

 「根本は変わりません。その質を高めていかないと戦えないので。(長谷部監督の戦術は)昨年のキャンプの時期は難しいところがあって迷ったけど、1年間やって、つかめたことはたくさんあります。シゲさんのおかげで走れるようになりました。体力的にも、現代サッカーは走らないとやれなくなっている」

 -昨年1年で攻めばっかりという石津さんのイメージも変わった。

 「前後左右の人と協力し、連動しながらボールを奪うやり方を昨年1年ですごく学んだ。シゲさんに守備を学ばせてもらって、そこを習得できつつあるのは自分のストロング(強み)になりつつありますね」

 -新メンバーで印象に残っている選手は。

 「渡(大生)…。サッカーももちろんですけど、(性格が)突き抜けている。(昨季途中までチームメートの)モリさん(森本貴幸=パラグアイ1部スポルティボ・ルケーニョ)に似ているというか(※2)」

 -いい意味でね。楽しみです。開幕戦はホームで2017年にプレーオフで昇格を阻まれた名古屋と戦います。あの時、ウェリントン選手のヘッドがオフサイドじゃなければ…(※3)。

 「試合が終わった後の空気感は忘れもしないんで。もしVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)があれば…。そういうのもあり、まずは開幕戦に勝ちたい」

 -石津選手にとっては10年目のシーズン。

 「そうか10年目か…。まだまだ気持ちは若手ですけど(笑)。昨年は(右)膝の手術から復帰したばかりでしたけど、今年はコンディションもいいので楽しみな部分が多いです。言葉ではなくて頑張る姿でチームを引っ張っていければと」

■イニエスタ憧れ「同じピッチに」

 -J1で楽しみにしている対戦は?

 「前に所属していた神戸との対戦はすごく楽しみ。イニエスタ選手のプレーは大学の時から(動画投稿サイトの)ユーチューブで見まくっていたので、同じピッチに立ちたいですね」

 -私個人としては(元福岡でJ2甲府からC大阪に移籍した)松田力との対戦も楽しみです。

 「それを実現するためにも自分が試合に出ないといけないですね」

 -キャンプ中に家族への連絡は。

 「1日1回は(ビデオ通話の)フェイスタイムをします」

 -やっぱり家族の存在は力になる?

 「5歳の娘の、かっこいいパパでありたいですから。『石津のお父さん、全然だめじゃん』とか、そんなことを絶対に言わせたくないんで」

 -それは芸人の俺も一緒だね。でも、今でも十分かっこいいパパだし、僕にとってはかっこいい後輩です。

 「…(笑)。直属の後輩ですから」

 -(福岡大)大濠の春の甲子園出場も決まったけど、石津さんのこともみんな応援してますよ。かっこいい先輩と。

 「そうっすよね。でも、大濠卒業には見えないですよね。(髪を触って)この(金髪)…ですけど。頑張ります!」

 -個人的な目標は?

 「ゴールとアシストで10点は絡みたいと思っているので試合に出続けて達成したいですね」

 -もどかしい思いで開幕を待っているサポーターにメッセージを。

 「5年ぶりのJ1を自分自身もものすごく楽しみにしています。チームとしても個人としても結果にこだわって、結果を出せるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」

   ◇    ◇

 (※1)昨季、横浜FCでJ1リーグ戦22試合に出場したレフティーの志知孝明は2019年の水戸時代に長谷部監督に見いだされ、攻撃的MFからサイドバックにポジションを変えたことで才能が開花。J1鳥栖から移籍したセンターバックの宮大樹は19年途中に神戸から水戸に加入。長谷部監督のスタイルを学んだ。

 (※2)イタリア・セリエAでも活躍した元日本代表FW森本は東京V時代にJ1最年少得点(当時)の記録を持つストライカー。福岡に新加入した2018年の開幕前イベントでは「感動」と「勝ち」をお題に、お尻からボールが出てくるという絵を披露するなど独特なセンスでサポーターの心をつかんでいた。

 (※3)4位でリーグ戦を終えた福岡は3位名古屋のホームでJ1昇格プレーオフ決勝を戦った。後半、駒野のクロスをウェリントンが頭で合わせてネットを揺らしたが、オフサイド。微妙な判定で福岡サポーターを中心に物議を醸した。結局0-0でリーグ戦上位の名古屋がJ1に昇格した。

PR

アビスパ福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング