ソフトバンク中村晃はマー君と好相性「打ち崩していかないと」

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(12日=休日)

 2021年春季キャンプの「キーマンに聞く」。第2弾は選手会長2年目を迎える中村晃外野手(31)を直撃した。異例の無観客キャンプでもチームをけん引しながら4年ぶりの全試合、初のフルイニング出場を掲げて調整中。チームがリーグ連覇と5年連続日本一を目指す中、ライバル楽天には田中将大が8年ぶりに復帰。王貞治球団会長が攻略を厳命した日米通算177勝右腕対策、プロ14年目のシーズンへの熱い思いなどを聞いた。 (聞き手・構成=山田孝人)

■若い選手から勉強

 -コロナ禍に伴い無観客でキャンプが行われる異例の球春。自身の調整は。

 「やっぱり無観客で違和感はあるし、さみしさもある。ファンの方に見ていただいて、歓声を送っていただけることで、きつい練習にも励むことができるので。ただ練習はしっかりできているし、(近年悩まされてきた)両膝の状態などもいいと思う」

 -A組はリチャードや2年目の佐藤直、自主トレをともにした柳町ら若手も多い。刺激になるか。

 「いい選手もたくさんいるし、負けないように頑張りたい。もちろん刺激になるし、若い選手から勉強することもたくさんある」

 -かつて自主トレで師事した小久保ヘッドコーチが9年ぶりにチームに復帰。

 「選手時代を知っているんで。怖さもあるし、雰囲気もある。チーム全体がピリッとなるような感じはあります。でも選手の時の方がやっぱり怖かった。この前、『レギュラーの選手は話しかけづらい雰囲気を持っている』と言われてましたけど、小久保さんはまさにそんな感じだったなと。ずっとオーラの背中を見てきた。自分もいつか、そういうものが出せるような選手になれたらいい」

 -昨季はパ・リーグの一塁手部門でゴールデングラブ賞。今季は本職の外野での受賞に意欲を燃やす。

 「外野もやっておかないと走る量も減る。この先のことを考えたときにやっておきたい。体のことも考えて外野もやっておかないと(現役を)長くできないのかなと思いますね」

 -プロ14年目のシーズンで11月に32歳となる。先も考える年齢になってきたか。

 「一塁だけ、となるのはもう少し先でいい。チーム状況もあるし、いい外野手もたくさんいる。その選手たちが守った方がいいという思いもある。若い選手も確実に力を付けている。体力では勝てない部分もあるので、自分の技術で補っていかないと。それができなくなったら潔くやめればいいだけの話。そんなに難しくは考えていない」

 -昨季は4年連続の日本一に輝いた直後に、チーム全体の出塁率向上に向けた意見も発信していた。選手会長として、常に前を見続けている印象がある。

 「日本一になったんで、(克服すべき課題を)忘れがちになる部分は結構あると思う。そこを忘れないようにしないといけない。改善すべき部分もたくさんあるのかなと思うので」

■王会長号令に呼応

 -5年連続の日本一を目指すシーズンで他球団が「打倒ソフトバンク」を掲げる中、楽天に田中将が復帰した。王球団会長も「打倒田中将」の号令を発した強敵に対し、自身は2013年に6打数3安打、打率5割と好相性だった。

 「(田中将が)24勝した13年は結構対戦した記憶があります。ただ米国に行って、またスタイルなども変わっていると思う。どう変わったのかな。元々真っすぐとスライダーとフォークという感じでしたけど、変わっていると思う。しっかり研究をして打ちたい。チームとしても、打ち崩していかないといけない。楽しみでもありますよ」

 -チームとしてはリーグ2連覇と「V5」を目指すシーズン。一人の選手として目指すものは。

 「やっぱり全試合(出場)ですし、常にフルイニングで出たい。僕はまだまだそう思う。その中でリーグ優勝と日本シリーズの5連覇につながる活躍をしていきたい」

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