ソフトバンクの「弱点」に思わぬ余波…千賀のリハビリ組調整

西日本スポーツ 石田 泰隆

タカ番記者コラム「好球筆打」

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(13日、宮崎・生目の杜運動公園)

 第4クール初日の13日は、前夜から降り続く雨の影響で、一日中「はんぴドーム」での練習となった。

 こうなると困るのが取材環境だ。新型コロナの影響で球団からは制限が設けられており、室内練習場へ同時に入場できるのはスポーツ紙、一般紙、テレビなど合わせて最大記者4人まで。主に監督付きの記者が優先的に入場するため、コラム担当のこちらに入場の順番が回ってくる機会は、ほぼほぼないのが現状だ。

 ただ、ありがたいことに、来場できないファンの方同様、ネット配信される中継映像で練習を見ることができるから非常に助かる。ブルペンで投手が投球練習を行う映像が流れた時は、自身にとって今年初のブルペン“取材”にもなった。

 そこで改めて感じたのは、相変わらず将来が楽しみな若手投手が多いという点だ。9日に視察に訪れた達川元ヘッドコーチが「相変わらず、宝の山じゃ」と言っていたのもうなずける。

 球団発表で193センチ、102キロの体格を誇る3年目の杉山なんか、どれほどの投手に成長するのか期待感しかない。もしかしたら、実は手薄に映る先発陣の救世主になったりして?なんて考えてみたりもする。

 一方で、中継映像を眺めながらホークスの「弱点」に思いを巡らせてもみた。最大の不安は正捕手甲斐の離脱ではなかろうか。捕手は扇の要ともいわれる。甲斐に続く「第2捕手」の育成、強化は早急に進めなければ、5年連続日本一どころか、ペナント死守にすら影響を及ぼすだろう。捕手はケガをしやすいポジションだけに「第2捕手」育成は急務と言えよう。

 そういう観点で見ると、千賀のリハビリ組調整はある種、チームにとって痛手に映る。本来はこの時期に「お化けフォーク」をブルペンで繰り返し受け、頭で、体で、独特な軌道をインプットしておきたいところだが、甲斐に続くべき捕手がそれをこなせてない。これは痛恨でしかない。

 宮崎でのキャンプは14日で折り返しとなる。まずは千賀が万全な状態に戻ることが先決だが、リハビリ組調整が意外な形で捕手陣に影響を及ぼしている。そんな気がしてならなかった。 (石田泰隆)

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