「劇はじ」特集、作品の推しメン見つけて HKT月イチ報告(上)

西日本新聞 古川 泰裕

 西日本シティ銀行(福岡市)のイメージキャラクターに就任し、テレビCMもスタートするなど、地元との連携が活発なHKT48。メンバーが企画から上演まで手掛け、20日に初日を迎えるオンライン演劇企画「HKT48、劇団はじめます。」(劇はじ)、参加メンバーは本番に向け多忙な日々を過ごす。というわけで、月イチ活動報告は「劇はじ」特集。「不本意アンロック」を上演する劇団「ごりらぐみ」から俳優の神志那結衣(23)と宣伝・広報の渕上舞(24)、「水色アルタイル」を上演する「ミュン密」から俳優の運上弘菜(22)と宣伝・広報の小田彩加(22)が参加、作品の魅力を語る。 (古川泰裕)

 -「劇はじ」の上演が20日に迫っている。「ごりらぐみ」の「不本意アンロック」はどんな作品?

 渕上「オイモチャン(堺萌香)が演じる主人公が引きこもりの設定。ビデオ会議システム「Zoom」(ズーム)を使った演劇ということもあって、それがもっと引き立つというか。家での演技になるので、引きこもり感を出すにはどうしたらいいかとか、衣装、美術担当のメンバーとみんなで考えました。物語として、たくさんの人に届いてほしい。やっぱり(豊永)阿紀ちゃんの脚本がすごい」

 神志那「深いところまで書いてあるよね。誰しもがぶつかる壁というものが描かれていて。一番大切にされているのは、人との関わり。出会いとかつながりを大切にしていこうっていうのを、見た人全てが思い直してくれたらいいなって思っています」

 渕上「登場人物がけっこう、普通にいそうというか。社会人の役が多いんですけど。結衣の役もそうだよね」

 神志那「そう。みんな25歳とかで」

 渕上「あの(今村)麻莉愛が25歳の役っていうのが面白い。あと、(松岡)はなちゃんの役がぶっ飛んでいて、未来から来たという設定。(登場人物の)プロフィルも公開したんですけど、生年月日が100年後っていう設定なので、ちょっと現実的にはあり得ないんじゃないかという話だけど、もしかしたら現実にもありそうな脚本が面白くて。それを演出の下野(由貴)さんが稽古で引っ張ってくれています」

 -物語の見どころは?

 渕上「共感できる部分が多いんじゃないかなって思います。誰にでもあるような日常の話だけど、未来人という現実離れしたギャップが作品のスパイスになっていると思う」

 小田「しゃべり方とかは、そのままですか?」

 渕上「ロボットとかじゃなくて(笑)」

 神志那「はな、そのまんまって感じです。背景が他の人と違ったりとかはありますけど、しゃべり方が違うとかはないです」

 渕上「ざっくりと脚本ができた段階から、阿紀ちゃんは、はなちゃんに(未来人の)『この役ぴったり』って言い続けてきて。半分当て書きじゃないのかと思うくらい、はなにぴったり」

 神志那「みんなけっこう役にぴったり。台本を初めて読んだ時、みんなそれぞれ『ああ、だからこの役に当たったんだな』って分かる配役だった。阿紀ちゃんが書いたんだろうなって。一言一言、阿紀ちゃんがしゃべっていることを想像できるような」

 渕上「言葉選びが『阿紀ちゃん』なんですよね。本を出してほしいくらい」

「不本意アンロック」のメインビジュアル

「お母さん味」が出てしまわないように

 -神志那さんは「暮井周(くれい・しゅう)」という人物を演じる。

 神志那「阿紀ちゃんから言われたのは『ラスボス感を出してほしい』と」

 -どんな人?

 神志那「どこまで言っていいのか…」

 渕上「オチを言わなければ大丈夫だよ」

 小田「オチ…小田は絶対言っちゃうわ(笑)」

 神志那「大人っぽい、面倒見がいいって感じです」

 渕上「主人公の元同僚の樹(今村麻莉愛)の友人。見てもらわないとね、多分言葉だけじゃ伝わりにくい。主人公とは直接、もともと関わりはないんだけど」

 神志那「もともとはないんだけど、物語の中でちょっと道を開く役というか」

 運上「難しそう…」

 神志那「確かに。難しいんだよね、物語が」

 -性格的には。

 神志那「サバサバしているというか。女子とだけじゃなくて、男子とも平等に仲良くできるような」

 -稽古では?

 神志那「(今村演じる)樹と同い年で友達なんですけど、どうしても樹に対して物を言う、アドバイスをする時に、ちょっと『お母さん味』が出てしまうんです。『お母さんっぽい』って指摘されて。麻莉愛も若いから見た目としても難しい。言い方次第で性格がすごく悪く見える役だし、いかに『嫌われない周』をつくれるかっていうのが難しくって」

 小田「すごい…。悩んでいらっしゃる感じ」

 神志那「めっちゃ悩んでいる。セリフがセリフなだけに、ちょっと言い方が違うだけで、めちゃくちゃ嫌われるから、難しいんですよ。毎日毎日、そこのシーンを通して、(演出に)見てもらっているって感じ」

 -同僚として同じ目線でいようと。

 神志那「対等でいるっていうことが難しくて。見た目もあるじゃないですか」

 -ファンは神志那さんと今村さんの先輩後輩の関係を知っている。

 神志那「普段の関係を知っているからこそ難しいですよね」

 -お母さん感か…。

 小田「そういうのって、しなもん(下野)さんが言うんですか?」

 神志那「そう。由貴ちゃんが毎日ついてくれて『今のだったら、男の子のお母さんっぽいセリフだよ』とか。『今のはちょっと優しすぎるし弱すぎる』とか」

 小田「広報って、あんまり稽古は見られないですもんね」

 渕上「うん」

 神志那「毎日、由貴ちゃんが何回も通して、これこれこうだったから、こうした方がいいんじゃない?っていうことを説明して。それを私たちが再現していくって感じ」

 小田「…嫌にならないですか? 毎日、逃げられないじゃないですか。稽古の時間を予定に入れられて」

 神志那「そうやね。うーん…やっている途中に、どうやったらそれを表現できるんだろうっていうのが、めちゃめちゃ嫌になって」

 ※声を殺して笑う運上

 小田「なに? 怖い(笑)」

 運上「違う。(小田が)記者さんみたいになっているから(笑)」

 小田「気になっちゃって、いっぱい聞いちゃった(笑)」

 神志那「確かに、めっちゃ真剣にしゃべっちゃっていた(笑)」

 運上「ごめん(笑)」

 小田「黙る黙る(笑)」

 -こっちはとても助かるけど。

 運上「いい感じだった」

 小田「気になることを聞いていたら、めちゃめちゃ記者さんみたいだった(笑)」

 -記者が聞くと神志那さんも身構えてしまうが、小田さんが相手なら神志那さんも答えやすい。

 小田「やだ、入り癖あるわ(笑)」

 3人「いいんだよ」

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