ラグビー・トップリーグが20日開幕 サニックスはW杯司令塔、TLトライ王らの加入で戦力充実

西日本スポーツ 大窪 正一

 新型コロナウイルスの影響で延期されていたラグビーのトップリーグ(TL)は20日に開幕し、九州勢唯一のTLチーム、宗像サニックスはクボタと千葉・成田市中台運動公園陸上競技場で対戦する。昨年12月にコロナ禍に見舞われ、2週間の活動休止期間を乗り越えたチームの一体感は例年以上。主力にSO小野晃征やWTBレメキ・ロマノラバらワールドカップ(W杯)を経験した移籍組が加わった充実の戦力でベスト8を狙う。

■神戸製鋼からCTBバイフ

 自陣からでも果敢に、スピーディーにボールを動かし続ける「サニックススタイル」に経験豊富な新戦力が溶け込んだ。コーリー・ブラウン・ヘッドコーチ(HC)は「プレシーズンからすごく貢献してくれている」と、手応えたっぷりに3選手の名前を挙げた。

 ホンダからレメキ、サントリーから9年ぶりに古巣に戻った小野、そして昨季Vチームの神戸製鋼からCTBトニシオ・バイフ。小野は2015年W杯で日本が南アフリカを撃破した際の司令塔だ。視野が広く、空いたスペースにボールを運ぶ能力に秀でたプレーはチーム戦術に合致する。突破力が光るレメキは19年W杯で日本の8強入りに貢献。TLでは18~19年シーズンにトライ王に輝いた。バイフはU-20(20歳以下)日本代表経験があり、パワフルなランが魅力だ。

 19年W杯日本代表で「タックルの鬼」と化したロックのジェームス・ムーアや、日本代表候補合宿にも参加した経験を持つナンバー8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ、爆発力のある元日本代表WTBカーン・ヘスケスも健在。ロック福坪龍一郎共同主将は「チームとして昨年より格段にレベルアップしています。今シーズンの目標はベスト8」と誓う。

 TLは今季限りで、来年1月開幕を目指す新リーグ(3部制)に刷新される。日本協会は今季のTL成績を新リーグの1~3部振り分けに反映させる方針を示しており、例年に増して結果が重要なシーズンになる。

 昨年12月、チームによるPCR検査で選手とスタッフ計8人の新型コロナウイルスの陽性が判明。2週間の活動休止期間はトレーナーに指示されたメニューに各自が取り組み、個々の底上げを図った。福坪共同主将が「一丸」を強調するチームは、コロナ危機を乗り越えた自信も背中を押す。最後のTLを席巻する予感は大だ。 (大窪正一)

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