J1福岡の「負のサイクル」今度こそ崩す 金森が開幕直前に古巣復帰

西日本スポーツ 松田 達也

 J1アビスパ福岡は18日、J1鳥栖からMF金森健志(26)を完全移籍で獲得したと発表した。5年ぶりの復帰となり、この日からチームに合流。練習後にオンラインで会見した金森は「アビスパに恩返ししたい」と決意を示した。背番号は37。

 異例の移籍だ。それぞれのチームの戦術も固まった開幕直前、しかも九州内のライバルクラブから。「福岡で生まれ育ち、アビスパにいた経験があったから今の自分がある。オファーをいただけて、すごくうれしかった。即決だった。送り出してくれた鳥栖に感謝したい」。古巣に戻った心境を打ち明けた。

 福岡・筑陽学園高から2013年に1度目の加入。豊富な運動量や、スピードに乗ったドリブルを武器に活躍し、リオデジャネイロ五輪の代表候補にも選出された。17年からは鹿島、鳥栖でプレーの幅を広げた。

 前回福岡がJ1の舞台に立った16年に金森は33試合に出場して4得点。前年にJ1昇格しながら1年で降格する「負のサイクル」を崩せなかった。「当時は4勝しかできず苦しいシーズンだった。強い覚悟を持ってきた。同じことにはならない」と、苦い経験を糧にする意気込みを口にした。

 得点力アップを目指すチームにとって、金森の加入が大きな補強であるのは間違いない。攻撃を活性化させる役割が期待される。福岡ではMF登録で、FWとサイドMFをこなせる万能性も貴重だ。「プレッシャーをはね飛ばすくらい活躍して『変わったな』と思ってもらいたい」。クラブの歴史を塗り替えるために帰ってきたストライカーは、結果で成長した姿を見せる。 (松田達也)

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