J1開幕 評論家の評価は辛口でも…順位予想を裏切ってほしい

西日本スポーツ 松田 達也

【記者コラム】

 きょうJリーグが開幕する。J1には九州から史上最多の3クラブが参戦する。今年もさまざまな形で順位予想を目にしたが、残念ながら、評論家などの予想ではいずれのクラブも辛口評価を受けることが多いようだ。

 そんな予想をぜひ裏切ってほしい。大分は2008年に4位、鳥栖は昇格1年目の12年に5位と好成績を収めた実績がある。5年ぶりにJ1に戻ってきた福岡も、19年のJ2で16位から20年に一気の飛躍で2位となってJ1に昇格した。いずれも事前に言い当てることは難しかっただろう。

 確かに、今季のJ1は4チームが降格する異例の厳しいリーグとなる。福岡はJ2からの昇格組。降格候補に位置付けられるのも分からないではない。昨季の大分は11位、鳥栖は13位と苦戦した上、ともに昨季までの主力の多くが抜けた。この2クラブは降格候補に挙がることは少ないものの、厳しい見方は変わらない。

 各クラブの予想スタメンも難しい。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕前は練習の公開が限定的だった。対外試合の内容がほとんど明かされていないケースも多い。コロナ禍の取材は手探りが続く。取材機会は限られ、昨年の戦い方をベースにしながら、新戦力の特徴や過去の実績を踏まえて考えざるを得ない面もある。

 ブレークを狙う若手の台頭、鳥栖の豊田や福岡の城後といった経験豊富なベテランの復活…。事前に名前が挙がらなかった選手がチームを引っ張る活躍をする可能性も秘めている。

 予想通り、そして予定調和ではないサプライズがあるからこそ、見ている側の心も揺さぶられる。今季はコロナ禍で見えなかった部分が多い分、それが見えた瞬間の驚きも大きいはず。あれこれと悩む予想の時間も楽しいが、やはり取材現場の空気を早く味わいたい。キックオフの瞬間は間もなく訪れる。 (松田達也)

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