福岡と鳥栖を知り尽くす「アニキ」が徹底分析 OB岩下敬輔さんが今季を占う

西日本スポーツ 向吉 三郎

 九州から最多の3クラブが参戦するJ1リーグ戦が26日に開幕した。27日にサガン鳥栖は湘南とアウェーで、大分トリニータは徳島とホームで戦う。5年ぶりにJ1に復帰したアビスパ福岡もホームで28日に名古屋と対戦する。G大阪で3冠に貢献し、福岡から鳥栖に移籍して昨季限りで現役を引退した岩下敬輔氏(34)が両クラブの戦力を分析。今季を占った。 (向吉三郎)

 「アニキ」と呼ばれ、当時J2の福岡で存在感を示していた岩下氏は2019年シーズン序盤、J1鳥栖に期限付き移籍した。鹿児島実高の主将として全国高校選手権を制し、清水、G大阪でセンターバックとして活躍したが、福岡、鳥栖への思い入れも強い。

 20年に完全移籍となった岩下氏も衝撃的だったが、今季開幕直前に鳥栖から福岡に復帰した金森も両クラブのサポーターを驚かせた。岩下氏は「鳥栖で大事にしてもらえたし、福岡出身でアビスパへの思いもあった」と胸中を思いやり、「長谷部監督の手堅いサッカーに金森は合う。走れるし、頑張れる。一人で打開できる能力もある」と活躍に太鼓判を押した。

 昨季は鳥栖で岩下氏と同じポジションで汗を流した宮も福岡に入った。「左利きで高さがある。戦術理解度も高い」とし、貴重な戦力になると予想。福岡を「大崩れはしない。J1で十分に戦っていける」と評価したが、さらなる躍進のためのポイントに挙げたのがGKだ。「J1は予想もしない所からシュートが飛んでくる。J2よりも難しい」と頼もしい守護神の出現を待望した。

 福岡で通算8シーズン目を迎えたFWの石津にも「アビスパといえば、石津と言われるような活躍を」と奮起を求めた。

 岩下氏は鳥栖で若手の成長、能力の高さをつぶさに見てきた。今季はより若手主体で戦うシーズンとなるが、「はまれば面白い」と言い切る。

 攻撃陣には林、石井、本田、相良ら多彩なタレントがそろう。昨季9ゴールを挙げた大卒2年目の林は「ごりごりのFW。体の使い方もうまくてハングリー精神もある」とさらなる得点量産を期待。下部組織出身の石井は「局面を一人で打開できる選手」と評した。

 能力を高く評価するのが下部組織、鳥栖U-18(18歳以下)所属の中野だ。昨季は2種登録でリーグ戦14試合に出場した17歳。福岡時代にセンターバックでコンビを組み、多くのアドバイスを送った日本代表DF冨安(セリエA・ボローニャ)を引き合いに「冨安クラス。サイドバックからゲームコントロールができる」と絶賛。副主将となった松岡、背番号10を背負う樋口と名前を挙げれば切りがない。

 今季から選手がクラブと契約する際の仲介やマネジメントを行う代理人業を務める岩下氏は各クラブの戦力をチェック。川崎、横浜M、名古屋など上位陣は揺るがないとしたが、「鳥栖も福岡もすごく大きなシーズンになる。今年、結果を残せば、何年もJ1で戦えるクラブになれる」と期待した。

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■西スポ特命アビスパ応援団長、ケン坊田中とのコラボでは「秘話」明かす

 岩下氏が西スポ特命アビスパ応援団長のよしもと芸人、ケン坊田中のユーチューブチャンネル「ケン坊田中の城南爆笑族」に登場する。収録では鳥栖や福岡の戦力分析に加え、「巨人の星」ばりに鍛え上げられた幼少時代のエピソード、鹿児島実高時代の秘話や清水入団の真相。3冠を達成したG大阪時代の遠藤の爆笑エピソードや冨安との絆、福岡から鳥栖へ移籍した思いなどを語り尽くした。第1弾は27日夜にアップされ、2弾、3弾と順次更新していく予定だ。

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